身長を伸ばしたい中学生女子アスリートの親必見!女性アスリートの三主徴に気を付けよう
部活でさらに活躍するために、もっと身長を伸ばしたい!と切実に願う女子中学生とその保護者の方向けに、女子中学生の身長の全国平均や身長を伸ばす方法について紹介しています。
また、女性アスリート特有の健康障害「三主徴」についても解説。身長を伸ばしたい女子中学生とその保護者の方は必見です!
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目次
中学生女子の平均身長
中学生になると、本格的に部活や運動に打ち込む女子中学生も増えてくるのではないでしょうか。中学生時期は「ポストゴールデンエイジ」と呼ばれる年代にあたり、骨格や筋力が著しく発達します。個人差が大きい年代ではありますが、身長が大きく伸びる時期でもあります。バレーボールやバスケットボールなど、身長が強みとなるスポーツを行うお子さんや保護者の方にとっては大きな関心事ともいえるのではないでしょうか。
文部科学省が毎年実施している「学校保健統計」から、中学生女子の平均身長を見てみましょう。
区分(4月1日現在の満年齢) | 身長 (単位:㎝) |
---|---|
中学校(12歳) | 152.2 |
中学校(13歳) | 154.9 |
中学校(14歳) | 156.5 |
「娘の身長が平均身長と比較するとどのあたりに位置しているのか気になる!」という方はぜひ参考にしてくださいね。
女子の成長スパートと予測身長
身長がグンと伸びる時期は人生に2回あるといわれています。1回目は赤ちゃんのとき(第一次性徴)、そして2回目は思春期のとき(第二次性徴)です。思春期の時に訪れる第二次性徴は「成長スパート」と呼ばれており、身長を伸ばすためにとても重要なタイミングといわれています。
成長スパートの開始年齢は人によって4〜5歳ほど異なりますが、女子のほうが男子よりも早い時期(およそ11歳頃)にはじまることが多いようです。成長スパートのスタートを知るには、定期的な身長計測を行い、成長の変化を知ることがポイント。身長曲線が大きく上へ傾きはじめたら成長スパート突入のサインです。
「娘がどのくらいまで身長が伸びるのか知りたい!」という方におすすめなのが、予測身長の計算です。個人差はありますが、身長は遺伝的な要素が影響するため、親の身長から子どもの最終身長を予測できる計算式が作られています。
- 女の子の最終身長目安=(父親の身長+母親の身長-13)÷2
- 男の子の最終身長目安=(父親の身長+母親の身長+13)÷2
例えば、180cmのお父さんと158cmのお母さんを持つ女の子の場合は、以下の計算になります。
(180 + 158-13)÷2=162.5cm
ただし、計算式から算出される数値はあくまでも「予測」です。気になる方はぜひ専門医に相談してみてくださいね。
成長スパートの開始時期を見逃さず、しっかりと食事を摂って適切な運動をし、睡眠時間を確保することで、予測身長よりもさらに身長を伸ばせる可能性があります。
成長スパートについてもっと詳しく知りたい!という方はぜひこちらの記事を参考にしてくださいね。
関連記事:成長スパートは小学生でやってくる!成長ホルモンの分泌を促す3つの対策
女性アスリートの三主徴に注意
部活動やクラブチームでのスポーツも、中学生頃になるとさらなる高みを目指し、より一層本格的なトレーニングや体づくりに励む子どもたちが増えてきます。そんな時期のお子さんをもつ保護者の方にぜひ知っていていただきたいことがあります。それは「三主徴(さんしゅちょう)」と呼ばれる女性アスリート特有の健康障害です。
1992年、アメリカのスポーツ医学会が女性特有の健康障害として発表した「女性アスリートの三主徴」。発表当時は、摂食障害・無月経・骨粗しょう症の3つを三主徴として警鐘を鳴らしていました。しかし、摂食障害でなくとも無月経や骨粗しょう症のリスクが高まることがわかり、2007年に「三主徴」は以下の3つに再定義されました。
- 利用可能エネルギー不足
- 視床下部(ししょうかぶ)性無月経
- 骨粗しょう症
この三主徴は、横並びに存在しているのではなく、相互関係を持ちながら影響しあっています。長い時間をかけて、健康な体を「治療が必要な状態」まで変化をもたらしてしまうのです。
三主徴は利用可能エネルギー不足が発端になる場合が多く、その影響で視床下部性無月経や骨粗しょう症のリスクが高まり症状が深刻化していきます。体が治療が必要な状態にまで陥ってしまうと、回復にはかなりの時間を要することに。競技パフォーマンスが低下するどころか、選手生命を失ってしまう可能性もあります。
心身を強くするために励んだスポーツで、かえって健康を損なってしまうという事態は何としても避けたいところ。成長期を迎えた子どもたちが大好きなスポーツに思う存分打ち込めるよう、周囲の大人がヘルスマネジメントをしっかりと行っていきたいですね。
中学生女子が三主徴を回避して身長を伸ばす方法
どうすれば、三主徴のリスクを避け身長を伸ばすことができるのでしょうか。その方法としてもっともおすすめなのが「除脂肪体重」を管理、把握することです。
除脂肪体重とは、体重から脂肪を除いた体重のことで、おもに筋肉の重さを指します。英語で”Lean Body Mass”と呼ばれることからその頭文字をとって「LBM(以下、LBMと表記)」と略されています。
LBMは体脂肪率は以下の計算式から算出できます。この計算には体脂肪率の数値が必要なため、ぜひ体脂肪率がわかる体重計で調べてみてくださいね。
LBM(kg)=体重(kg)-体脂肪量(kg)(体重(kg)×体脂肪率(%)÷100)
例えば、小学生で34kg、体脂肪率20%であれば以下の計算になります。
①体脂肪量(kg)を計算
34×20÷100=6.8(kg)
②LBM(kg)を計算
34-6.8=27.2(kg)
国立病院機構西別府病院スポーツ医学センターの松田貴雄先生の研究によると「LBM0.5kgの増加=身長1cmの伸び」と、LBMの増加と身長の伸びは相関することが明らかになっています。
身長の伸びに関わるLBMの増加には「適度な運動」「十分な食事」「質の良い睡眠」の3つが必要不可欠です。成長スパートを迎える前に「運動」「食事」「睡眠」をバランス良くとれるよう、生活を見直していきましょう。
女性アスリートに直接相談するのもおすすめ
スポーツに励む子どもにとって、スポーツでのスキルアップと体の成長は切っても切り離せない関係にあります。「身長」は個人差も大きいうえに、もしかしたら親には相談しにくい思春期ならではの葛藤を抱えている可能性もあります。
そんなとき、親や専門医ではなく高身長を武器に、世界を舞台で活躍したプロの女性アスリートに相談するのも、ひとつの方法です。今回は、オンラインで、スポーツに関する困りごとや悩み相談を受け付けている女性のコーチをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
キッズコーチ検定も保有!Vリーグでも活躍した元ビーチバレー選手・和田麻里江コーチ
高身長を活かし、中学1年生でバレーをはじめた和田麻里江コーチ。春高バレーで活躍後Vリーグに所属し、プレミアリーグで3連覇を果たした経験の持ち主です。Vリーグ引退後、ビーチバレーの実業団選手としても活躍し、現在はバレーボール教室やスポーツイベントなどで指導にあたっています。
和田コーチが提供するレッスンメニューの中に「【リモート☆実技なし】 経験ゼロでも‼︎悩みから道具選びまで!【30分間】 」というコースがあります。バレーボールを行ううえでの悩みを一人で抱えずに、相談して一緒に解決していくコースです。実際にこちらのコースを受講したお子さんの保護者の方からは「かゆいところに手が届く的確なアドバイスと子どもの長所を褒め、自信をつけさせてくれる素晴らしいコーチです」との声が寄せられています。また受講したお子さん自身も「30分のレッスンが1年分くらい価値のあるものだった」と喜んでいたそうです。
プロの世界で活躍した元バレーボール選手から、体づくりに関する知識を学びたい方はこちら
悩みを聞き、心を少しでも軽くしてあげたい!元バレーボール選手・大山未希コーチ
小学校1年生のときにバレーをはじめ、高校時代まで全国大会での優勝を幾度も経験した大山未希コーチ。高校卒業後は自身が所属する実業団で、Vリーグ3連覇の実績があります。現役のころからバレー教室を開催しており、指導歴はなんと20年。ドリームコーチングでは、実技だけでなく、競技の悩みや学校生活などのプライベートに関することまでオンラインで相談に乗っています。
そんな大山コーチにオンラインで相談できるメニューが「☆オンラインお話会☆60min」です。バレーボール以外のことや、家族、友達にいえない悩み相談にも対応しています。大山コーチのオンライン相談を利用したお子さんの保護者の方からは「多感な年齢で親ではどうにもできないことを感じ、このオンライン相談を申し込みました。日本のトップレベルを常に歩まれた方からの言葉は重みが違ったようです。相談直後には後ろ向きな意見が一転し、前向きな意見に代わっていたことに正直驚きました」など、コーチに相談したことでお子さんに前向きな変化が見られたとの声が寄せられています。
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女子中学生が大きく身長を伸ばすには「成長スパート」が肝心!
スポーツに励む女子中学生にとって「身長」は競技のスキルアップと同じくらい重要な意味を持つのではないでしょうか。定期的にお子さんの身長や体重を記録し、体の変化にしっかりと意識を向けることがポイントです。お子さんが健康を損なうことなく競技に打ち込めるよう「充分な食事」「適切な運動」「質の良い睡眠」を確保できるよう、見守っていきましょう。
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