【小学生・中学生の初心者向け】バレーボールのサーブの種類と特徴を基本的な打ち方と一緒にご紹介

【小学生・中学生の初心者向け】バレーボールのサーブの種類と特徴を基本的な打ち方と一緒にご紹介

バレーボールの試合においてとても重要なのがサーブ。ミスが直接失点につながるため、苦手意識をお持ちのお子さんも多いかもしれません。しかし、サーブは使いこなせば試合を有利に運ぶきっかけにもなります。

今回はサーブの種類と特徴をご紹介しながら、プロコーチによるサーブの打ち方指導についてお伝えします。バレーボールのスキルアップのために、体験レッスンを行いましたので以下の記事も参考にしてみてくださいね。

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サーブはバレーボールの攻めの要

【小学生・中学生の初心者向け】バレーボールのサーブの種類と特徴を基本的な打ち方と一緒にご紹介

バレーボールは自陣にボールを落とさずに味方にパスをつなぎ、相手コートにボールを落として得点するスポーツです。バレーボールの試合は、サーブ権を持つチームがコート外から相手コートにサーブを打ち込むことでスタートします。

基本的には飛んできたボールをうまくコントロールすることが重要になってきますが、敵の干渉を受けずに唯一自分自身でボールを出せるサーブは有利な攻撃方法といえます。
サーブの利点は

  • 直接得点できること
  • 敵のプレーを乱すことができること

にあります。
自分主導で試合の流れをつくることができるサーブ。サーブを制すれば試合運びはかなり優位になること間違いなしですね。

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バレーボールのサーブの種類

【小学生・中学生の初心者向け】バレーボールのサーブの種類と特徴を基本的な打ち方と一緒にご紹介

バレーボールのサーブには多くの種類があります。基本の打ち方から派生系の打ち方までさまざまですが、ここでご紹介するサーブは以下の5種類です。

  • アンダーハンドサーブ
  • オーバーハンドサーブ
  • フローターサーブ
  • サイドハンドサーブ
  • ドライブサーブ

実際に試合で多く使われているものをメインに見ていきましょう。

アンダーハンドサーブ

下から腕を振り上げ、肩より低い位置で打つサーブです。小さなトスで打つため打点を捉えやすく、初心者向けのサーブといえます。

オーバーハンドサーブ

トスを上げて肩より高い位置で打つサーブです。ボールを高い位置で捉えて上から下に腕を振り下ろします。ジャンプして体を反らせて打つ場合はジャンプサーブと呼ばれます。

フローターサーブ

オーバーハンドサーブのトスの位置を低くして、スパイクするように体を反らしボールを前に押し出すようにして打つサーブがフローターサーブです。軽くジャンプして行うフローターサーブはジャンプフローターサーブと呼ばれ、打点が高くなる分スピードが生まれます。助走して行うランニングジャンプフローターサーブはさらにボールの威力が増します。

サイドハンドサーブ

一見アンダーハンドサーブと似ていますが、アンダーハンドサーブが下からボールを打つのに対して体の横からボールを打つのがサイドハンドサーブです。体幹の回転力が加わるため、まだ筋力の少ない初心者や小学生などでも強いサーブを打つことが可能です。

ドライブサーブ

ドライブとは前回転のことです。ボールを打つ際に手首のスナップをきかせ、前方向に回転をかけながら打つサーブがドライブサーブです。ドライブサーブで打ったボールはスピードが速く、ネットを越えたあたりから下に落ちる動きを見せます。

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元Vリーグ日本一コーチ直伝!サーブのやり方

サーブの種類はさまざまですが、まずは基本を押さえることが大切です。今回は元Vリーグコーチの山田晃豊(やまだあきのり)コーチにサーブの基礎についてご指導いただきました。

山田コーチはVリーグ指導者(コーチ・監督)として5度の日本一と、2度のアジアチャンピオンを経験された実績のあるコーチです。近年はライフキネティック公認トレーナーとしてもご活躍で、ドリームコーチングでもバレーボールレッスンとライフキネティックレッスンの指導をされています。

山田コーチによると、バレーボールは考えながら行うスポーツとのこと。運動と脳トレをかけあわせたライフキネティックの指導をされていることもうなずけますね。

山田コーチには、今回フローターサーブジャンプサーブジャンプフローターサーブについてご指導いただきました。

この3つのサーブは、基本的に体の使い方はアタックと同じです。

  1. 右利きの場合は左足を前にしてコートに対して横向きに立ち、左手でボールを持ちます。
  2. 左足を一歩前に踏み出しながら、自分の前にトスを上げます。
  3. 背中を弓なりに反らせて右腕を引き、左足に重心を移しながらボールを前に押し出すように打ちます。

トスが安定すればするほど、サーブの安定感が増します。そのために、まずはトスを意図したところに上げる練習を繰り返し行いました。

元Vリーグの監督に実際に見てもらいながらの練習は、自分では気づかなかった動作のクセも見つけてもらえるので上達の近道といえますね。

3つのサーブの中でも、特に威力の高いサーブといえばジャンプフローターサーブです。ジャンプフローターサーブは、ジャンプすることでより打点を高くしたサーブです。低い位置から山形の軌道を描くサーブとは異なり、相手コートに向かってボールが鋭角に入ります。そのため相手コートへの到達時間が短く、相手チームの反応・判断の時間を減らせるというメリットがあります。

とても強力なサーブですが、打点が高くないと意味がないため、山田コーチによるとジャンプのタイミングを合わせることが難しい段階ではジャンプ無しのフローターサーブのほうが安全とのことでした。

現段階の実力に合わせて最適な技術や練習方法を見極めてもらえることも、プロコーチに直接指導を受ける醍醐味ですね。自分に合った「効果のある努力」を繰り返し行えば、どんなお子さんも自分の成長を感じられるのではないでしょうか。

元Vリーグ日本一コーチ直伝!サーブの練習方法

先ほどジャンプフローターサーブについての解説でもお伝えしましたが、相手にとってレシーブしにくいサーブといえば、コートに鋭角に入る速いサーブです。このようなサーブはふんわり山なりになって飛んでくるボールよりも着地点が見定めにくく、またボールが着地点に到達するまでが速いのでレシーブミスが起こりやすいのです。

山田コーチが推奨するサーブの練習方法は、この鋭角な軌道の速いサーブを打つための練習方法です。それはネットの両脇に立っているアンテナ(赤白の棒)の間にゴム紐をかけるというもの。ネット上部の白帯(はくたい)との間に隙間ができるので、その隙間にボールを通すよう意識すると鋭角なサーブを打つ良い練習になります。

また、相手コートに目標物を立て、狙ってサーブを打つ練習もサーブコントロールに効果的だそうです。

スキルに合わせたサーブの種類を選んで効果的に練習しよう

プロの迫力あるバレーボールの試合を見て「かっこいいサーブを決めたい!」と影響される小学生や中学生のお子さんも多いでしょう。しかしお子さんの現在のスキルによっては、むやみに本数を打つよりも先にした方が良い基礎練習があるかもしれません。

自分の進度に合ったサーブの種類を選び、効果的な練習のやり方を学ぶことが、結果として試合で活躍できるプレイヤーとしての成長につながるでしょう。


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