初心者向け!バレーのブロックの役割・種類・ルールを徹底解説
本記事では、バレーボールにおけるブロックの役割や、個別指導で教わったブロックのコツを紹介します。ブロックが上手くできない、という小学生・中学生のバレーボール初心者の方はこの記事を参考に、個人指導を検討してみてください。
さらに今回は、アタックやトス、レシーブ、サーブも指導していただきました。その様子をレポートした記事もぜひご覧ください。
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目次
試合の要!ブロックの重要性を知っておこう
ブロックというと、相手のスパイクを止める守備のイメージが強いですが、役割はそれだけではありません。
例えば、相手コートにボールを跳ね返せなかった場合でも、相手のスパイクを手や腕に当てることで、味方レシーバーが受けるボールの威力を落とすことができます。ボールの威力が落ちれば、そのぶんレシーバーがボールを返しやすくなるので、攻撃のチャンスが増えるのです。
また、相手のミスを誘導することも、ブロックの役割のひとつです。ブロックの枚数が多くなるほど、相手のアタッカーにプレッシャーがかかり、コントロールが乱れやすくなるでしょう。
さらにブロックすることで、相手のスパイクコースを狭めることもできます。相手のスパイクのコースを限定してレシーバーが準備しておけば、スパイクをレシーブできる確率がグンと上がります。
このように、ブロックには試合の勝敗に関わる大切な役割がたくさんあるのです。
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ブロックの種類をチェックしよう
バレーボールのブロックにはいくつか種類があります。ここではジャンプのタイミングによって分類したブロック名をご紹介しましょう。
リードブロック
相手のトスを見てから動きに入る基本的なブロックです。相手アタッカーにブロックの存在を意識させる目的で行われます。2枚以上のブロックで相手のアタッカーにプレッシャーを与えることが目的です。
コミットブロック
相手のトスが上がる位置を予想して跳ぶブロックです。コミットブロックは、トスが上がる前にクイック攻撃を予想して、アタッカーが跳ぶと同時にジャンプしてブロックします。予想したところに相手のトスが上がれば、最適なタイミングでアタックを阻止できるのでブロックでの得点にもつながります。ただし、読みが外れるとアタッカーに自由にスパイクを打たれてしまうデメリットもあります。
ゲスブロック
コミットブロックと同様に、相手のセッターがトスを上げる前に、誰が打つかを推測して跳ぶブロックです。しかし、ゲスブロックはチームの戦術には組み込まれておらず、個人の推測・判断で行われます。個人プレーのため他の選手がフォローに入りにくく、あまり積極的に推奨されるプレーではありません。
プロコーチに教わる!ブロックの打ち方のポイント
ここからは、2023年11月に行われたバレーボール個人指導の体験を交えつつ、ブロックの打ち方や成功するポイントについて紹介します。今回個人指導を受けたのは、中学生の女の子2人。いずれもバレーボール経験者です。指導に当たるのはVリーグのコーチや監督の経験もある、山田晃豊コーチです。
【山田 晃豊 コーチ】プロバレーボール コーチ、ライフキネティックトレーナー |【日テレ運営】マンツーマンのスポーツ指導教室ならドリームコーチング
今回のレッスンでは以下の練習を行いました。
- 跳躍力のあるジャンプをするためのステップワーク
- アイワークで意識するポイント
- 強いボールを跳ね返すためのハンドワーク
それぞれ詳しく解説しましょう。
まず山田コーチが子どもたちに指導したのがステップワーク。万全のタイミングで跳躍力のあるジャンプをするためのステップを教わります。
続いて山田コーチはアイワーク(プレー中の目配り)の重要性について解説してくれました。ブロックする際、相手のセッターにボールが届いた瞬間に、アタッカーの動きもしっかりとらえておくことが大切だそうです。
また、セッターが誰にトスを上げるのか、アタッカーがどこにボールを打つのかを推測するのではなくしっかり見定めることも、ブロックの成功率を上げるポイントなんだそうです。今回は、アイワークで意識するべきポイントを詳しく教えていただきました。
最後に教わったのがハンドワーク。ブロックする際は、適切な手幅やネットまでの距離感を意識しなければいけません。今回の個別指導では、強いボールを跳ね返すためのハンドワークを教わるとともに、ネットと体の間隔はどれぐらいが最適なのかについて、実践を交えながらアドバイスしていただきました。
山田コーチのアドバイスを受けた後にブロックを実践した子どもたち。山田コーチのトスやスパイクをしっかり跳ね返せるようになっていました。
【ブロックの打ち方のポイント】
- ジャンプする際は真上へ跳びあがることを意識する
- 相手のセッターにボールが届く瞬間に周辺視野でアタッカーの動きをチェック
- ブロックする際、手は体の幅以上には開かず体幹よりも前に出す
ブロックの対応力を上げる!アップの練習
ブロックを正確に行うためには、相手の動きに瞬時に反応する対応力が重要です。そこで今回は山田コーチに、対応力を上げるアップのトレーニング方法も教わりました。
【アップの練習の流れ】
- 左右のステップやバーピージャンプを取り入れたステップの練習
- 個人でのボールハンドリングの練習
- ペアを組み、じゃんけんを取り入れたメニューでボールハンドリングの練習
それぞれ順を追って解説しましょう。
まずはステップです。左右へのステップやバーピージャンプなどを取り入れたトレーニングは、回数を重ねるごとに山田コーチが難易度をアップさせていきます。これは、頭の中でいろいろと作戦を練っていても、体が自動的にボールに反応できるようにするための練習です。
なかなか上手くいかず苦戦する子どもたちを、山田コーチが「大丈夫、できるようになってるよ」「どんどん動きが良くなったよ」と励まします。山田コーチの声掛けの甲斐あって、子どもたちは最後までしっかりやり遂げていました。
続いてはボールハンドリングの練習です。最初は個人で練習を行い、最後はペアでトレーニング。ペアではじゃんけんを取り入れた、ライフキネティックのユニークなメニューを実践しました。ライフキネティックとは、脳トレと運動を組み合わせたエクササイズです。
「瞬発力や反応速度を上げるためには、脳の切り替えが大切」とライフキネティック指導者でもある山田コーチ。バレーボールは考えながら行うスポーツです。指示されたことを頭で理解しつつ、体が勝手に動くようにしなければいけません。そのためにも、考えることと体を動かすことを同時に行えるトレーニングが重要なのだそうです。
今回山田コーチの個人指導を初めて受けた子どもたちは、いつもの練習と異なるメニューに最初は驚いていましたが、山田コーチのわかりやすい解説やアドバイスをしっかり理解し、吸収していました。付き添いに来ていた保護者の方も「私も納得できるわかりやすい指導でした。ぜひ学校にも指導に来ていただきたいです!」と感激されていました。
ブロックのルールもしっかり理解しておこう
ブロックは、ほかのプレーと異なり相手チームのプレーを妨害しない限り、ネットを超えて手と腕を伸ばしても反則にはなりません。ただし、相手チームがアタックを行う前にボールに手が触れてしまうと反則になるので気をつけましょう。
ただし、相手のアタックと同時にボールに触れるのはOKです。ブロックをする際はこれらのルールをしっかり頭に入れておきましょう。
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プロコーチの個別指導でブロックの成功率アップ!
ブロックが上手くなりたいと思っても、独学での練習ではスキルアップに限界があります。いくら練習しても結果がともなわないと、プレーに対するモチベーションも下がってしまいかねません。
着実に技術を習得したい場合は、プロの指導の下でトレーニングするのがおすすめです。的確なアドバイスがもらえるのでしっかりレベルアップできるはずです。ブロックのテクニックを習得して、チームの勝利に貢献できるようになりましょう!
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