子どもの運動音痴の治し方を解説！運動神経を向上させる方法とは？

子どもの運動音痴は治らないと諦めていませんか？運動神経の悪さは生まれつきで、克服することができないと考えている方も多いでしょう。

実は子どもの運動音痴は、適切なトレーニングを行ったり運動に対する苦手意識を克服することで、改善していきます。運動神経の悪さや運動音痴は生まれつきだと諦めてしまうのは、もったいないことです。

今回は、子どもの運動神経を向上する方法や運動音痴の治し方について解説します。運動音痴やスポーツ嫌いに悩むお子さんやその保護者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

小学生の子どもでもスポーツ嫌いの子はいる

小学生の子どもでも、男女ともにスポーツに苦手意識を持っている子もいます。スポーツ庁の調査では、男子9％、女子16.4％の児童がスポーツをすることが嫌い、またはやや嫌いと回答しました。

スポーツすることが嫌い、またはやや嫌いと回答した児童の理由には、次のようなものがあります。

• 体育の授業でうまくできない
• 小学校入学前から体を動かすことが苦手
• 友達の前で運動することが恥ずかしい
• ケガをすることがこわい

中でも「体育の授業でうまくできない」「体を動かすことが苦手」と回答した児童が多く、運動への苦手意識からスポーツ全般が嫌いだと感じる子どもが多いことがわかります。

運動神経・運動音痴とは？

そもそも運動神経とは、体中の筋肉の動きを指令する神経のことです。一般的に、体を思い通りに動かす能力が高い人のことを「運動神経が良い」と言います。

勘違いしがちですが、骨格や筋力のことを指すのは「運動能力」です。一方で、バランス感覚や判断力などの体を思い通りに動かす能力のことを指すのが「運動神経」です。

体が小さかったり筋肉が少ないように見えても世界で活躍するスポーツ選手が存在するのには、「運動神経」が影響しています。神経が発達する子どものうちに運動神経を鍛え、整った環境で運動を行っていることが運動神経の向上につながります。

運動音痴とは、運動に苦手意識がある方によく使われます。子どものころに運動した経験が少ないと体が思うように動かせず、運動に対しての苦手意識がより強くなってしまうことも多いです。苦手意識が強いと運動が嫌いになり体を動かさなくなりますが、運動経験を積まないと運動神経が発達しないため悪循環が生まれてしまいます。

このように、運動神経と運動音痴の間には切っても切れない関係があると言えます。

子どもの運動神経を向上し運動音痴を治す方法

子どもの運動音痴を改善したいと思うものの、何をすれば良いのかわからず悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決するために、子どもの運動音痴の治し方を4つ紹介するので参考にしてみてください。

1. プロに指導してもらう
2. コーディネーショントレーニング
3. イメージトレーニング
4. 筋力アップ

プロトレーナー・プロコーチに指導してもらう

神経が発達する子どものころの運動経験が、運動音痴改善に大きく影響します。この大切な時期には、体の動かし方やポイントを的確に理解しているスポーツのプロからの指導を受けることがおすすめです。

スポーツトレーナーをはじめとした運動のプロは、なぜ出来ないか、どうすれば出来るようになるかといった課題を深く理解しているとともに、子どもへの教え方についても経験が豊富です。

運動神経を発達させ運動音痴を改善するためには、子どものころの運動経験や環境が大切です。幼少期からプロの指導を受けることで、たくさんの運動経験を積み、整った環境で楽しく体を動かすことができるでしょう。幼少期のこのような経験が積み重なることで、スポーツに苦手意識のない子どもに成長していくことが期待できます。

コーディネーショントレーニング

コーディネーショントレーニングとは、体を思い通りに動かしコントロールする能力（コーディネーション能力）を高めるトレーニングです。体や脳に刺激を与えることで、次のような能力のスキルアップを促します。

• 定位能力（物の距離感を正確に把握する能力）
• 変換能力（状況に応じて動作を切り替える能力）
• リズム能力（イメージを実現化する能力）
• 反応能力（合図に瞬時に反応する能力）
• バランス能力（崩れた姿勢でも動作する、崩れた姿勢から回復する能力）
• 連結能力（複数の体の部位、または複数の動作を正確に行う能力）

コーディネーショントレーニングでは、スポーツに関するさまざまな動きの要素を自在に調整する「コーディネーション能力」が培われます。神経が発達する子どものころにコーディネーショントレーニングを行うことで、運動音痴克服の効果がより強く期待できます。

コーディネーショントレーニングは筋トレなどの厳しいトレーニングとは違い、楽しく遊びながら体に刺激を与えていくため子どもでも取り組みやすいです。

トレーニング自体は子どもの遊びの延長のようなものが多いですが、外遊びをすることが減った現在の子どもにとって重要なトレーニングです。コーディネーショントレーニングを子どものうちに行うことで、運動神経発達に重要な運動経験を積むことにもつながります。

イメージトレーニング

イメージトレーニングはプロアスリートも導入するほどのトレーニングで、苦手な動作やできない動きを何度もイメージすることで実際の動きにつなげていくものです。

イメージの中で自分の理想のパフォーマンスや実現したい動きを想像します。イメージ内の練習であっても実際の動きとつながり、現実でのパフォーマンス向上が期待できます。

イメージトレーニングには以下のようなメリットがあります。

• 場所を選ばずトレーニングできる
• ケガのリスクがない
• 疲労がたまっていても行える
• 本番の緊張感を減らすことができる

イメージトレーニングは想像の中で動きのイメージをするため、実際に体を動かすわけではありません。そのため、運動をすることのできない家の中や移動中の電車、寝る前のベッドの中など場所を選ばずにトレーニングすることができます。

実際に体を動かさないため、当然ケガのリスクもありません。本番前の絶対にケガできない状況でも気軽に行えるトレーニングです。もちろん、ケガをしてしまって体を動かすことができないという方でも行えます。同じように疲労がたまっている方、疲労をためたくない方でも実践できるトレーニングです。

イメージトレーニングでは、何度も繰り返し成功イメージや理想のパフォーマンスをイメージします。成功イメージが脳に焼き付くことで、本番でもポジティブな気持ちでいられることが多く、緊張感の軽減も期待できます。

筋力アップ

運動音痴だから筋トレはできないと思い込んでいる方が多いですが、実はそんなことはありません。思うように体が動かせない運動音痴の方でも、基本的に同じ動作を繰り返すことで筋肉を鍛える筋トレは取り組みやすいトレーニングです。

筋トレで同じ動きを繰り返し行うことで、体の使い方の感覚を習得することができます。また、繰り返していくうちにスムーズな動きができるようになったという成功体験も、運動音痴改善につながる重要なポイントです。

筋トレをすることで、単純な動作とはいえ体を動かすことができます。毎日少しずつでも体を動かしていることや筋トレでの成功体験によって、運動に対する苦手意識を克服できる方も多いです。

筋トレすることで基礎代謝が上がり、ダイエットや体型維持といった効果も期待できます。効果の実感がしやすいため、継続して行いやすいトレーニングです。運動音痴に悩む方にとっては、トレーニングを継続できることも自信につながるでしょう。

ドリームコーチングで運動音痴の治し方を教えてもらおう

運動神経の良さや運動音痴には、子どものころの運動経験が大きく影響します。生まれつきだと諦めてしまう必要はなく、トレーニングを行うことで運動音痴の克服や運動神経の改善が期待できます。

ドリームコーチングには、さまざまな分野での実績を持つコーチがたくさん在籍しています。運動神経が発達する子どものうちに適切なトレーニングを受けるためにも、プロのトレーニングを受けることがおすすめです。興味がある方は、ぜひドリームコーチングのコーチ陣をチェックしてみてくださいね。