小学生のストレス解消法をご紹介!運動不足が子どもにたらす影響とスポーツの取り入れ方
近年、特に新型コロナウィルスの流行以降、小学生のストレスは増え続けていると言われています。大人と小学生では、ストレス解消の方法が少し異なり、子どもの場合はストレスの自己認識が低いなどの問題点もあり、自分で解消するのが難しいケースも多いのが事実です。ストレス解消のきっかけを大人が作ってあげる必要がある子もいます。
この記事では、小学生のストレス解消におすすめの方法をわかりやすく解説しています。スポーツ、入浴や音楽などリラックス、親子のコミュニケーションに着目し、それぞれ具体的な方法までご紹介しているので、本記事を読んで、ぜひ実践してみてください。
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目次
子どものストレスが増えている?その原因とは
子どものストレスは、10年以上にわたり増え続けています。
内閣府の調査(※1)によると、小学校高学年の7割が不安や悩みを抱えているという調査があります。悩みの内容は学校生活や勉強、顔や性格と多様です。
ネット環境やコミュニケーションツールの普及などが子どもたちのストレスを増大する1つの起因になっていると各種メディアでも取り上げられており、子どもたちを取り巻く感情の変化が原因となっているというものと、同時に、新型コロナウィルスの流行後は自宅学習や勉強の進度に対する不安、運動不足や生活習慣の乱れなどもストレス増大の原因となっています。
また、自粛ムードが落ち着きつつあるこの頃でもストレス傾向は続き、「ねむれない」「イラつきを感じる」小学生が半数以上という調査もあります。(※2)
※1 「平成27年版 子供・若者白書」第2節 意識|平成27年版子供・若者白書(全体版) – 内閣府
※2 ネット使用長いとストレス増傾向|総合|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)
子どもは大人と違いストレスへの認知が低く、またその状況を言葉でうまく周りに伝えられなかったり、自分で解消するのが難しかったりするので、適切なタイミングで周囲へのSOSサインを出しにくいのです。
子どもにおすすめのストレス解消法①スポーツ
子どもがストレスを感じているとき、おすすめのストレス解消法の一つがスポーツです。スポーツを遊びに取り入れた、運動遊びであれば、楽しみながら自然な形でストレスを解消できるため特に小さなお子さんにはおすすめです。
スポーツにはメリットがたくさん
スポーツをすることのメリットはたくさんあります。2001年にカリフォルニア州教育局が実施した、学業成績と運動との関連性についての大規模な研究調査では、体力レベルの高い子どもの方が、学力レベルも呼応して高い、という結果が発表されています。子どもの心身の発達は「体力」「学力」が互いに影響しあっているのです。また、スポーツをすると脳内のセロトニンという神経伝達物質が出て心に安らぎと集中力をもたらします。(※3)
肥満を予防して体を健康にするのも大きな利点です。
※3 運動によるセロトニンシステムの活性化が不安を軽減する (kio.ac.jp)
スポーツ、運動遊びのポイント
- 仲間、友達と楽しむ
仲間取り組むことで、スポーツも遊びもより深く楽しむことができます。友達がいなければ、親が仲間になりましょう。
- 子どもの好きを見つける
周りから言われるのではなく、自分から自発的に出てきた「やりたいこと」に取り組むことでやる気が継続され、上達にも繋がります。
- 運動の習慣を作る
一度だけでなく、生活習慣として続けると、運動をすることへの抵抗感が軽減され、また続けることで達成感を味わうこともできます。健康増進作用も継続することで高まります。
運動遊びの具体例をご紹介
- ダンス
好きな曲の振り付けを考えてみたり、教えあったりすると親子・友人とのコミュニケーションにもなるのでおすすめです。
- 追いかけっこ・鬼ごっこ
広い場所をいかしたダイナミックな遊びをするとストレス解消に役立ちます。また、ルールがある遊びをするのも子どもにとって学びになります。
- ボール遊び
生活の中で動きを出しにくい上半身も含めた全身運動である点仲間や友達と行うことでコミュニケーションが発生する点がストレス解消におすすめです。
子どもにおすすめのストレス解消法②おうちリラックス
ストレス状態では、心も体もうまく休息ができない状態にあります。まずは、物理的にリラックス出来る状態を作り出すことで、ストレスによる問題を解消することにつながります。
おうちリラックス法①入浴
お風呂で1日の疲れを流す・・・という言葉がありますね。温かいお湯に入ることで、抹消神経が拡張され、また、温めることでこわばった筋肉が緩みます。その結果、老廃物が流れやすくなり、疲労回復効果、リラックス効果に繋がります。湯船に浸かる入浴は、シャワー浴よりも体温を上げる効果が高いため、疲労回復、リラックス効果を得たい方にはおすすめです。
温熱効果以外にも、浮力、水圧による体への働きかけもリラックス効果を生み出す要素として重要です。浮力の効果は、重力から解放されることにより体の緊張がゆるむ作用です。水圧は自然のマッサージ効果があり温熱効果に加えて血行を促進してくれる効果が期待されます。
親子での入浴の場合は、スキンシップと場所としても有用です。
おうちリラックス法②ストレッチ
ストレスが溜まっていると知らず知らずのうちに体に力が入ります。ストレッチを取り入れ体の余分な力をリリースすることはストレス解消に効果的です。
体の力を抜くには大きく2つの方法があります。
- 意識的に力を抜き動かすことで筋肉をほぐす方法
- 力をぎゅっと入れ、その後に脱力する方法
です。首や肩、肩甲骨を回したり、腕の重さを利用してストレッチを行うと、筋肉のこわばりがとれます。全身の脱力であればぎゅっと全身に力を入れてからふっと力を抜くと血流が流れやすくなり筋肉のリラックスに繋がります。。身体のこわばりがとれると血行もよくなり、良質な睡眠にも効果的です。
ストレッチを行う際ぜひ注意をして深い呼吸に意識を向けてみてください。緊張状態では呼吸も浅くなりがちになり、脳への酸素の供給も現象してしまいます。しっかりとポーズに合わせて、深い呼吸を続けることで、さらなるストレスの解消に効果が期待できます。
おうちリラックス法③音楽
音楽には感情を落ち着かせたり、ストレスホルモンの値を減らす作用があるとされています。Journal of Human Environmental Studies, Volume 11, Number 1によると、ストレスを感じるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されますが、その数値は音楽を聞いた後に減少するという結果も出ています。ゆったりとした音楽で気持ちを落ち着かせたり、好みの音楽で気分をリフレッシュするなど、ストレス軽減の1つの方法として音楽を取り入れてみましょう。
子どもにおすすめのストレス解消法③親子のコミュニケーション
親子のコミュニケーションも子どものストレス解消に必須と言えます。特に子供が小学校低学年の間は、親との関係が子どもの世界の中心です。高学年になると友達や学校生活に中心が移っていきます。
まず、子どもとの会話量を増やし、安心できる時間を十分にとることが重要です。ストレスのサインに気付いていることを示し、子供からの言葉を促すようにしましょう。。
次に、スキンシップです。スキンシップをとると幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンという脳内物質が分泌されます。オキシトシンの持つ重要な効果は、ストレス耐性を強める効果です。耐性が高まると、大きくなってからもオキシトシンが出やすくなる効果が続きます。
運動・入浴・音楽・スキンシップなどを上手く活用して個人レッスンでスポーツを始めて、お子さんの小学生もストレスを解消しましょう!
ストレスや悩みはお子さんそれぞれですので、性格や状況をご家庭でも慎重に見極めながら、日々改善を重ねていくことが大切です。どうしても改善が難しい場合は、医療機関への相談なども検討していきましょう。
小学生のストレス解消のためのスポーツ指導にはマンツーマン指導がおすすめ
子どものストレス解消のために、何かスポーツを取り入れてみたいけれど、お仕事をしながら、日々の生活の中で定期的に子供との運動時間を確保したり、習い事となると費用がかさんだり、送り迎えも大変だったり・・・また親自身がスポーツに苦手意識などがあるとなかなかスポーツでストレス解消という手段を選択するのはハードルが高いでしょう。
そんな方は、スポーツの個人レッスンを利用してスポーツを始めてみるのはいかがでしょうか。。お子さん一人ひとりの個性や身体能力、目的に合わせたオーダーメイドのメニューを提供してくれるので、ストレス発散や、リラックス、技術向上などその日のコンディションに合わせて上手く活用ができますし、プロならではの教え方やヒアリングでスポーツ面はもちろん、お子さんの悩みや考えを引き出すことも期待できます。また、集団での活動にストレスがあるお子さんにとっては、人の目を気にせず始めやすいのもメリットの1つでしょう。
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