【オリンピック経験者インタビュー】50メートル走を速く走るコツって?

【オリンピック経験者インタビュー】50メートル走を速く走るコツって?

体力テストなどの50メートル走で、少しでもタイムを速くしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、バルセロナオリンピックへの出場経験があり、現在では多くのお子さんたちに走り方を教えている渡邉 高博コーチに、50メートル走で速く走るコツやクラウチングスタートの正しいやり方を教えてもらいました。

渡邉 高博コーチ

渡邉 高博コーチ

正しいフォームで走れば必ず50メートル走のタイムは縮めることができます!お子さんと一緒に練習してあげて、フォームを身につけられるように頑張ってください!


確実に足が速くなりたい人は、プロのコーチに教わる方法がおすすめ。

個別のスポーツ指導を受けられる日本テレビ運営のドリームコーチングなら、お子さんのレベルに合わせて走り方を学べます。

元バルセロナオリンピック選手である渡邉コーチのマンツーマンレッスンを受けてみたい方は、ドリームコーチングをぜひ検討してみてください!

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50メートル走を速く走るコツ

50メートル走を速く走るには、正しいフォームで走ることが重要です。

正しいフォームのコツは、以下の2点。

  • 背すじをしっかり伸ばすこと
  • 体を前に傾けて重心移動させること

背すじを伸ばして走れば、背骨から大きく体を動かせるので速く走れます。

また背すじを伸ばすことと合わせて、重心を前に傾けることも重要。

重心が前に傾くことで、一歩を大きく踏み出すことが可能です。

体を前に傾ける際には、腰を曲げないことを意識してください。

背すじをまっすぐにした状態で、拳3つ分くらい体を前に倒してみましょう。

この時、曲げるのは足首だけ。

このように背すじを伸ばし、体を前に倒すことで大きな歩幅(ストライド)で走れます。

さらに自転車の立ち漕ぎをイメージして、足の回転を速くしてみてください。

渡邉コーチのレッスンでは、速く走るために重要な背すじを伸ばすストレッチや体の傾け方も教えてもらえます。

言葉だけで教わるより対面で直接教えてもらった方が、早く身につきます。

効率よく正しいフォームを教わりたい方は、ぜひ渡邉コーチのレッスンを受けてみてください。

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渡邉 高博コーチ

渡邉 高博コーチ

レッスンではお子さんに合わせた教え方を心がけています。お子さんがなかなか速く走れないとお悩みのパパさんママさんはぜひご相談ください!

50メートル走はスタートが肝心

50メートル走はスタートダッシュで全て決まると言っても過言ではありません。

50メートル走は距離が短いので、スタミナを気にせず全速力で駆け抜けられるのが醍醐味でもあります。

渡邉 高博コーチ

渡邉 高博コーチ

50メートル走ではスタート後にいかに早く、最高速度に達せるかが重要です。

一方、100メートル走では、ピークをどこに持っていくかを考える必要があります。

100メートルは距離が長く、どうしてもスタミナが切れてしまうので最後まで同じスピードで走りきれません。

そのため、滑らかにスタートを切って、ピークを40メートルごろに持っていき、残りの距離をいかにスピードを落とさずに走るかがポイントとなります。

50メートル走の場合は、100メートル走のようなマネジメントは必要なく、いかにスタートダッシュからスピードが出せるか、最後までスピードを落とさず走り抜けるかが勝負です。

渡邉コーチの指導では、全身を使ったスタート練習からゴールまで一連の動作を教えてもらえます。

走り方を理論的に教えてもらえるので、パパさんやママさんも理解しやすく、家での実践練習に活かせると評判です。

ドリームコーチングのホームページでは渡邉コーチのレッスンを受けた方の口コミも見られます。

興味がある人はぜひ見てみてください。

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50メートル走のクラウチングスタートのコツは?

50メートル走のような短距離走では、立った姿勢から走り出す「スタンディングスタート」と、両手を地面につけてかがんだ姿勢から走り出す「クラウチングスタート」があります。

陸上競技における短距離走のスタートは、クラウチングスタートが一般的。

50メートル走はスタートが肝心なので、クラウチングスタートが上手いとタイムを伸ばしやすくなります。

クラウチングスタートのコツは以下のとおりです。

  • 足ではなく、体から出ていく
  • 腕の位置は垂直にする
  • 前転をイメージする

順番に見ていきましょう。

足ではなく、体から出ていく

クラウチングスタートは、両手を地面についた状態から走り出すので、つい足で地面を蹴ってしまいがち。

しかしクラウチングスタートは、体から前に倒れていくイメージで切るのが正しい方法です。

背すじを伸ばして前に倒れるように走り出すことで、自然と足が大きく出ます。

お子さんと練習する時には、クラウチングスタートの構えから、体だけを飛び出させてキャッチしてあげましょう。

その後、キャッチしたお子さんの体を元のクラウチングの構えに戻すのを繰り返してください。

体が空中にあるときは足で地面を蹴れないので、体を前に出していく必要があります。

この練習を繰り返していけば体から伸びていく感覚が身につきます。

腕の位置は垂直に

初心者の方は、クラウチングスタートの時に腕を脇より前に出しがちです。

肩の真下に手首がきて、腕と地面が垂直になるよう腕を下ろすのが正しい姿勢となります。

プロの場合、スタート時に少しでも前に出るために肩を手首の真上よりも前にせり出させることもありますが、慣れていない人には負荷が高く、体を支えにくいデメリットも。

初心者は、肩の真下に腕を下ろすところから始めましょう。

前転をイメージする

足を蹴り出さずに体から前に出ていくためには、前転をイメージするのもコツです。

前転は足で蹴り上げて回るのではなく、前に重心を移動し、体を伸ばしながら起き上がるものですよね。

渡邉 高博コーチ

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前転をイメージすると自然と背すじが伸びるため、足で蹴ろうとせずに前に飛び出すイメージをつかみやすくなりますよ。

このとき、頭は前転の時のようにおへそを見るのではなく、地面の先を見るよう意識するとうまくスタートが切れますよ。

きれいに前転するような体勢でクラウチングスタートの構えをとってみてください。

また、クラウチングスタートでは前転と同じように体を中心から動かすことも大切です。

手や足といった部分に意識がいきがちですが、体の中心が前に進もうとすれば自然と手や足もついてきます。

体が前に倒れると、結果、足が出ることを頭に置いて練習してみてください。

50メートル走の正しいフォームを身につける練習方法

50メートル走では、体を前に倒す「前倒(ぜんとう)」が重要です。

前倒(ぜんとう)の練習は、家の中でもできるのでぜひ親子で試してみてください。

  1. お子さんと向き合って、目の前にしゃがむ
  2. お子さんに前倒(ぜんとう)してもらう
  3. お子さんが倒れこんできたらキャッチする

前倒する時、曲がっていいのは足首のみ。

背すじを真っ直ぐにしたまま地面に倒れこむことが重要です。

慣れれば壁に向かって前倒(ぜんとう)するのも効果的。

何回か練習すると体が前倒(ぜんとう)の感覚を覚えるので、1人でスタート練習をする時も足から蹴り出さずに体から動けるようになるでしょう。

また、走る時には背すじを伸ばして走ることも重要です。

普段から姿勢よく過ごしたり、しっかり体を伸ばすストレッチを取り入れたりしましょう。

渡邉コーチのトレーニングでは、体幹を意識したストレッチの他にも、体のリズムを使った動き作りや重心移動など、速く走るコツが学べます。

速く走るコツを効率よく学びたい方は、マンツーマン指導のドリームコーチングをぜひ検討してみてください。

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50メートル走のタイムを縮めるために知っておきたい知識Q&A

輪ゴムで50メートルのタイムが縮むのは本当?

ネットなどで輪ゴムを足に巻く裏技を見たことがある人もいると思いますが、怪我のリスクがあるためオススメはできません。

確かに輪ゴムでつま先が上がれば、引っかかりがなくスタートダッシュは速くなる気もしますが、効果は不明確です。

こういった裏技は、弱い所を強化すればうまくいくという思考からきています。

確かにそこだけ切り抜けば、理にかなっているように思えますが、一番重要なのは、背すじを伸ばすことや前倒(ぜんとう)して走ることです。

裏技だけに頼らず、まずはしっかり基礎を固めていきましょう。

シューズで速くなるのは本当?

近年はシューズの性能が向上しており、実際にタイムが上がることに繋がる可能性もあります。

しかしそれ以上にお子さんにとって大切なのは、きちんとしたフォームを身につけることです。

お子さんが小さいうちは正しい走り方を覚えることを優先させましょう。

速く走るためには、足の歩幅(ストライド)を大きくすることと回転数(ピッチ)を上げることです。

背すじを伸ばし、前倒(ぜんとう)を意識した正しいフォームで走りましょう。

お子さんが速く走れるようになるためのポイントは以下の記事でも紹介しているので是非参考にしてください。

>>足が速くなる方法2つ!小学生も中学生もできる簡単な方法まとめ

50メートル走で速く走りたいならプロのトレーニングがオススメ

50メートル走のタイムを上げるには、いかにスタートダッシュでスピードが出せるか、最後までスピードを落とさずに走り切れるかが大事です。

そのためには、背すじを伸ばして体から動くことや、前倒姿勢で走ることが大切。

またクラウチングスタートの場合は、スタートの腕の位置を地面と垂直に下ろすことも重要です。

普段からストレッチをして背すじを伸ばしておけば、走る際も背すじを伸ばせます。

体の重心を前に持って行く前倒(ぜんとう)の練習は、親子でもできますし、壁を使えば1人でも練習可能です。

とはいえパパさんやママさんで教える自信がなかったり、なかなかお子さんのタイムが上がらなくて悩んでいたりする方は、一度プロに対面で教えてもらうことをオススメします。

ドリームコーチングなら元オリンピック選手から直接指導を受けることも可能。

体育祭や運動テストなどで50メートル走のタイムに悩むお子さんがいるなら、ぜひ利用を検討してみてください。

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また、お子さんが正しい走り方を身につけるときに気を付けることはこちらの記事でもご紹介しています。

>>子供が正しい走り方を身につけるには?速く走るためのコツと練習方法

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