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うちの子がメタボ認定!?子どもの肥満を解消するには

うちの子がメタボ認定!?子どもの肥満を解消するには

メタボリックシンドロームは、近年子どもの間でも増えています。高カロリーな食事や不規則な生活、ゲームや動画視聴による運動不足など、確かにメタボになりやすい環境に囲まれている現代の子どもたち。将来の成人病予防のためにも、親としては早めに対策してあげたいものですね。

本記事ではメタボ改善の対策方法や、お子さんに無理なく運動習慣をつけさせるコツをご紹介します。


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小学生のメタボリックシンドローム判定基準とは

うちの子がメタボ認定!?子どもの肥満を解消するには

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の判定基準は、大人と子どもで異なります。お子さんがメタボでないか心配な方は、まず以下の式にお子さんの数値を当てはめて確認してみましょう。

  1. 腹囲
    小学生は腹囲が75センチ以上、中学生は80センチ以上であること。
    また、腹囲÷身長=0.5以上 であることが子どものメタボの前提です。
    上記1に示した基準に加えて、次の2〜4の中で2つ以上の項目に当てはまる場合は、小児メタボと判定されます。
  2. 脂質 中性脂肪120mg/dL以上 または HDLコレステロール40mg/dL未満
    (採血が食後2時間以降の場合中性脂肪160mg/dL以上。ただし空腹時採血で確定)
  3. 血圧 収縮期125mmHg以上 または 拡張期70mmHg以上
  4. 空腹時血糖 100mg/dL以上

参考:厚生労働科学研究成果データベース

子どもの肥満とメタボは違うの?

お子さんが学校の検診で肥満度が高いというお知らせをもらうと、親としては心配になりますね。この「肥満度」と「メタボリックシンドローム」は似ているようで異なる意味合いを持っています。肥満症とは、肥満による合併症がある、もしくは将来的に合併症のリスクがある状態のことです。

メタボリックシンドロームの場合は先の項目でチェックした通り、高血圧、高血糖、脂質異常症のうち2つの症状がすでに出ています。肥満かどうかにかかわらず、内臓脂肪が過剰に蓄積されているのがメタボリックシンドロームの特徴です。この状態はすでに心臓病や脳卒中予備軍で、小児期から動脈硬化がはじまっている可能性もあります。

つまりメタボは、肥満症よりも早急に対策が必要な段階といえます。

関連記事:コロナ禍で子どもの運動不足が深刻化!小学生の肥満度と運動不足解消法

子どもがメタボになりやすい生活とは

お子さんは毎朝気持ちよく目覚め、しっかり朝ご飯を食べて登校していますか?前日の夜更かしで呼んでもなかなか起きず、午前中はずっと頭がぼーっとしているというお子さんもいるようです。

メタボリックシンドロームに陥る主な原因は、運動面・食事面・生活リズムの乱れといわれています。

朝は寝坊して簡単に食べられるパンだけ、学校から帰ったら宿題の時間以外はジュースやスナック菓子をつまみながら動画とゲーム、夜ご飯までにしっかりとお腹が空いていないため好きなおかずだけを食べ、夜更かしをして睡眠不足……。

こんな生活を続けていたら、あっというまにメタボ予備軍です。

野菜不足で炭水化物メインの高カロリーな食事が多い、食事や就寝時間が不規則、などの子どものメタボを引き起こす要因は、親の生活リズムにそのまま子どもが引っ張られていることも多くあります。子ども本人のせいだけでなく、親の責任も大きいところなので、気を引き締めてしっかり対策を取る必要がありますね。

子どものメタボ改善のための対策3つ

うちの子がメタボ認定!?子どもの肥満を解消するには

単なる肥満とは違い、早めの対策が必要な子どものメタボリックシンドローム。子どものメタボを改善するためにできることを3つまとめました。お子さんの健康のために、今すぐはじめていきましょう!

食生活の見直し

お子さんのための太らない食生活は、家族全員の健康を守るためにも効果的です。この機会に、いつもの食事内容を見直してみましょう。

まずは間食や清涼飲料水の量を確認し、余分な糖質の摂りすぎに注意します。早食いやながら食いは同じ量でも満足感が減ってしまうので避け、栄養バランスの良い食事をよく噛んでゆっくり味わいながら食べましょう。

夜遅くの食事は消化が妨げられるため、20時以降は食べないというルールを家族で実践することもおすすめです。

スクリーンタイム

ながら食いや運動不足を引き起こす、スクリーンタイム(ゲームや動画などで画面を見ている時間)の増えすぎに注意しましょう。

学校の教材としてノートパソコンが貸与されるほど、現代の子どもは画面を通じたコミュニケーションに慣れ親しんでいます。自分のスマホを持っているお子さんも多いでしょう。だからこそ、意識的に画面から離れる時間を持つことが大切です。

じっと座って画面を見つめていると姿勢も悪くなり、さらにお腹の脂肪がつきやすくなってしまいます。スマホやゲームをしながらお菓子を食べない、視聴時間を子どもと話し合って決めるなどしてスクリーンタイムをうまく調整したいですね。

定期的な運動

成長期の子どもにおいて、食事でカロリーを減らすだけのダイエットはおすすめできません。食事に気をつけつつ、運動習慣を身につけると体重を維持しながら身長を伸ばすことができます。これが理想的な子どものメタボ解消法です。

子ども同士の外遊びが一番健康的ですが、小学校高学年になると塾や習い事でスケジュールが合わないという場合も。休日に家族で体を動かすレジャーをしたり、毎朝散歩する習慣をつけたり、お子さんの興味があるスポーツの習い事をはじめてみるのもおすすめです。

メタボの子どもが無理せず運動習慣をつけるコツ

いくら運動したほうが良いといわれても、今まで運動習慣がなかったお子さんにとっては、いきなりスポーツをはじめるのはハードルが高いと感じるかもしれません。「運動が嫌い」「できるだけ動きたくない」というお子さんもいますね。

スポーツ自体が嫌いでなくても、太っていることでからかわれたり、いじめられたりすることを心配するお子さんもいます。「痩せている友達が軽快に走り回っているサッカーチームやバスケチームに、今さら入るなんて恥ずかしくてできない」とあきらめてしまう場合も。

集団スポーツをはじめることが難しい場合は、個別指導のスポーツの習い事を選ぶことで人と比べず、自分のペースで運動に親しむことができます。自分に合った続けやすい運動メニューをコーチに作成してもらえば、運動をはじめるきっかけになります。

親が運動を勧めてもなかなか重い腰が上がらない、というお子さんでも、元Jリーグ選手やオリンピックでメダルを取った経験のあるコーチに声をかけられたら意識が変わるかもしれません。膝を傷めないウォーキングやランニングのやり方、簡単なサッカーのパス回しなど、休日に親子で楽しめるようなメニューを組んでもらえばお子さんも前向きに運動を継続できるでしょう。


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子どものメタボ改善のため生活リズムと運動習慣を家族で見直そう

子どものメタボの要因は家庭環境にあるところが大きいといえます。家族全員で生活習慣・運動習慣を見直すことで、お子さんだけでなく家族みんなが健康になるなら一石二鳥ですね。

休日もアクティブに過ごすなんて疲れてしまう、と感じるなら平日の睡眠時間や食事内容を見直しましょう。軽い運動を取り入れて活動的な毎日を送れば、メタボ解消とともに家族の笑顔も増えること間違いなしです。


ドリームコーチングでは、さまざまなお子さんを見てきた経験豊富な指導者が、運動が苦手なお子さんの癖や伸びしろを見極めて個別指導を行っています。

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