小学生のクラブ活動の種類と活動内容は?目的や親のサポートについても解説

小学生のクラブ活動の種類と活動内容は?目的や親のサポートについても解説

小学4年生になると、クラブ活動が始まります。小学校のクラブでは、自分で関心のあるクラブを選んで入り、6年生までの他学年と交流しながら活動していきます。クラブ活動の種類は、スポーツ系から文科系のクラブまでさまざまです。

今回は、小学生のクラブ活動の内容や目的、必要となる親のサポートについて紹介しています。クラブ活動が始まるお子さんのいる保護者の方や、入るクラブを迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。


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小学校のクラブ活動について

クラブ活動とは、主に4年生以上で学年や学級が異なる児童の集団によって行われる活動のことを言います。共通の趣味や関心を持った児童が、ひとつのクラブに集まります。学級や学年の枠を超えて交流し、クラブ内での自分の役割を果たしたりクラブ活動の計画を立てて運営をしたりすることで、自主性や個性の伸長を図ります。

普段関わることのない学年や学級が違う児童との関わりを持つことで、人間関係の形成や集団行動において必要な能力を育成することが可能です。上級生は下級生に対し思いやりの気持ちを、下級生は上級生に尊敬の気持ちを持ち、クラブ活動を協力して行えるようになります。

クラブ活動を通して共通の趣味や関心を持った仲間との活動を経験することで、中学校に進学した際に部活動や課外活動に積極的に参加することにもつながります。また、自分の趣味や関心への理解は、進路選択の際にも役立つでしょう。

参考:【特別活動編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説

小学校のクラブ活動の種類と内容

小学生のクラブ活動には、さまざまなものがあります。文科系のクラブからスポーツ系のクラブまで幅広く、児童の趣味をいかしたクラブ活動に参加することができるでしょう。

今回は、小学校のクラブ活動の主な種類を紹介します。活動内容についても紹介するので、参考にしてみてください。

陸上

小学校の陸上クラブでは、ハードル走やリレーなどの本格的な陸上競技のほかにも鬼ごっこや大縄跳びなどを行うことで、楽しみながら陸上競技の基本を学ぶことができます。友達と遊びながら走ることで楽しい運動経験を積み、スポーツへの苦手意識がなくなります。

陸上クラブでは、ハードル走をはじめとする個人競技とリレーをはじめとする団体競技の両方を学べることがメリットです。また、学年の枠を超えた仲間と団体競技を練習していくことで、他学年との関わりをより強く持ちながら絆を深めていくことができます。

バスケットボール

バスケットボールが好きな児童が集まるバスケットボールクラブでは、学年関係なくチームで一丸となる協調性を身につけることができます。楽しく走り回るので、体力向上にもつながります。

上級生は下級生に対して優しいパスを出す気遣いを、下級生は上級生もいる環境でスポーツができる経験を積むことが可能です。このように、休み時間のバスケットボールとは違う学びを得ることができるでしょう。

サッカー

サッカーは、小学生の中でも人気のスポーツです。校庭を大きく使い、走って運動するので体力の向上が期待できます。サッカーでは主に足を使いますが、上半身や体幹も使います。全身を使った運動経験は、運動神経の発達にもつながります。

サッカーは団体競技なので、クラブ活動でサッカーを行うことで学年を超えた関わりをより強く持つことが可能です。また、広いコートでパスを出す味方を探すことで視野が広がります。こうして培った能力は、さまざまなスポーツにもいかすことができる強みになるでしょう。

バドミントン

バドミントンクラブは、基本的に体育館で活動しています。日光アレルギーの児童でも楽しめるスポーツとしても人気です。

学年や学級が違う児童同士でも、ラリーを多く続けたいという目標のもと一丸となって協力することができます。ペアを組んで試合することもあり、交流を深められます。

体操

体操クラブでは、主に跳び箱やマットを使用して活動します。走ることに苦手意識のある児童でも始めやすいスポーツです。技やコツを教え合うことで、他学年との交流を図ります。

運動神経の発達途中である小学生の間に運動経験を積むことは、運動神経向上のために有効です。少しずつ体を動かすことで自分の思い通りの動きができるようになり、運動への苦手意識が克服されます。そのため体操クラブは、運動に苦手意識のある児童にもおすすめです。

茶道

茶道は普段経験することがなかなかないので、クラブ活動を通して貴重な体験をすることができます。茶道の作法はもちろん、茶の心を学ぶことで精神面での成長に対しても効果的です。

茶道を学んだあとはみんなでお茶とお菓子をいただく時間があるので、この時間を通して他学年と話す機会が得られます。そのため、茶道クラブではお茶やお菓子の費用がかかります。

イラスト

イラストクラブでは、それぞれが好きなイラストを描いたり漫画を制作したりします。自分でイラストや漫画のデザイン、構成などを考えて作品を作るので、考える力や完成させる力を身につけることが可能です。

一人ひとりが集中する時間も十分に確保した上で、それぞれの作品を紹介しあったり漫画を読みあったりする時間もあります。他学年との交流の中で新しいアイディアを得たり、人の作品の尊敬する部分を見つけたりすることで、本人の創作意欲も増していきます。

家庭科

家庭科クラブでは、他学年を含めた数人のグループを組んで料理を行ったり、それぞれが裁縫で小物作りを楽しんだりすることができます。作りたいもののデザインを考える力や1人で作品を完成させる力を身につけることが可能です。

また、他学年と協力して料理を一緒に作る時間もあるので、教えたり教えてもらったりして交流を楽しめます。家庭科クラブでは、活動の中で使用する材料費や食材の費用がかかります。

合唱

合唱クラブでは、みんなでひとつの曲を練習するので協調性が身に付きます。全体練習のほかにもパート練習を行うことで、さまざまな人数でグループ活動を体験可能です。

上級生に混ざって練習参加する力や、下級生に教える力がそれぞれ育成されます。学校によっては、歌以外にも学校の楽器を使用して音楽を作る体験ができるでしょう。

科学

科学クラブでは、理科室でさまざまな実験やスライム作りなどを行っています。実験や工作を自分で体験することで、「なぜこうなるんだろう?」という疑問を考える力が身に付きます。

実験を協力して行うことで、他学年との交流も楽しみながらの活動が可能です。実験内容によっては、材料費が必要となることがあります。

親のサポートについて

クラブ活動は、子どもの主体性を育むものです。そのため、クラブ選びから活動まで、子どもが自主的に取り組めるようにサポートしましょう。

どのクラブに入るかは、子どもが決めるものです。運動系のクラブに入ってほしい・英語を学んでほしいなどの親の希望もありますが、クラブ選びから子どもが自分の意思を持って選択することが大切です。子どもから相談された際は、趣味や関心のある物事を聞いてアドバイスする程度にしてください。

実際にクラブ活動が始まると、今まで関わりのなかった学年・学級の児童との交流がスタートします。活動の様子や内容、楽しいことや悩みなどクラブ活動に関するさまざまな話を聞いてあげましょう。

関連記事:スポーツで子どもを伸ばす親・ダメにする親の特徴とは?

クラブ活動は他学年と交流する貴重な機会

小学校のクラブ活動は、他学年や他学級の普段は関わることのない児童との交流を大切にしながら行います。自分の興味のある分野を選び、楽しみながら学ぶことのできる授業です。

クラブ活動では、自主性を重要視しています。保護者の方は、子どもの選択を大切にしながら相談に乗り、楽しんで活動できるようサポートしてあげてください。


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