【ジュニアラグビー】中学生のラグビーのルールとは?試合時間から人数・ポジションまでご紹介

【ジュニアラグビー】中学生のラグビーのルールとは?試合時間から人数・ポジションまでご紹介

2019年、日本でラグビーワールドカップが開催されたことも影響し、子どものラグビー人口も増加傾向です。今回は、中学生のジュニアラグビーについて焦点をあてて、ジュニアラグビーのルールや試合時間、ポジションなどをご紹介します。

ラグビーに興味をお持ちの中学生がいるご家庭はぜひ参考にしてみてください。


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中学生からはジュニアラグビーができる

ジュニアラグビー】中学生のラグビーのルールとは?試合時間から人数・ポジションまでご紹介

中学生から始められる、ジュニアラグビー。中学生のラグビー人口は増加傾向であることから、ジュニアラグビーにも注目が集まっていることが分かります。

年度 ラグビースクール所属選手人口
(12歳以上~15歳未満男女)
ジュニアクラブ所属選手人口
(12歳以上~15歳未満男女)
2019年 5,528 409
2020年 5,928 393
2021年 6,583 473
2022年 7,101 454

※参考資料:公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 2020年度~2023年度チーム登録者数および競技者登録数

子ども向けのラグビーには、小学生向けのミニラグビー、中学生向けのジュニアラグビーがあり、それぞれルールが異なります。

小学生向けのミニラグビーは、ラグビーの魅力を知ってもらうために、小学生対象に作られたラグビーゲームです。プレーヤーの発達を考慮して、段階的にルールやプレーヤー人数、ボールのサイズなどが変わります。また、8歳以下の子どもはタグラグビーの規則が適用されます。

以下の記事でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

関連記事:ラグビーが面白い!小学生の習い事にもおすすめしたいラグビーの魅力と基本ルール!
関連記事:タックルなし!小学生にもおすすめ、タッチラグビー・タグラグビーって知ってる?

中学生向けのラグビーは、ジュニアラグビーと言い、12人制で行われます。U-15ジュニアラグビーでは7人制でも実施が可能です。公益財団法人日本ラグビーフットボール協会ではジュニアラグビーに関わる人すべてが健全に競技ができるよう、指導者による方針の相違をなくし、中学生のラグビー競技は育成段階であることがわかるように行動方針を示しています。

中学生のジュニアラグビーは全国大会が2つあり、全国から集まった中学生チームが競い合います。また、JRFU(日本ラグビーフットボール協会)に登録している中学生が参加できる、選手同士の交流を目的とした「ジャンボリー」を全国で開催。今後も全国に拡大しての開催が計画されています。

エージ制カテゴリーとは

ジュニアラグビーには、エージ制カテゴリーというものがあります。エージとは「Age」、つまり年齢のことです。

「U-15ジュニアラグビー」に参加できるのは主に中学2〜3年生が中心で、中学1年生が参加できるのは、中学1〜2年生が中心の「U‐14ジュニアラグビー」や、中学1年生だけの「U‐13ジュニアラグビー」などです。

このようなジュニアラグビーの年齢分けを、エージ制カテゴリーと呼び、競技規則もそれぞれ若干異なります。


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ジュニアラグビーの試合時間

ジュニアラグビーの試合時間は、エージ制カテゴリーによって異なります。また、試合時間や試合制限などは、ジュニアラグビーオリジナルのルールです。

U-15カテゴリーの試合時間は40分で、U-14とU-13カテゴリーは30分、それぞれ前半後半で行われます。前半後半(ハーフ)は、決められた時間を超えて試合を続けることはできません。例えばU-15カテゴリーの場合、ハーフの20分を超えないことがルールです。

U-15カテゴリーは12人制のほか、7人制でも行われる場合があります。7人制の試合時間は14分で、ハーフは7分を超えることができず、延長戦も認められません。

U-14の試合時間は30分となっていますが、もし双方のチームに出場する選手たちが全員中学2年生の場合、U-15の試合時間(40分)が特例として適用されます。

ジュニアラグビーは中学生向けにルールなどが作られているとは言え、体を激しく動かすスポーツに変わりはありません。そのため、プレーヤーの年齢や体力などを考慮し、学年が上がるにつれて試合時間が長くなるように考えられています。

1日2試合実施する場合の実施時間

ジュニアラグビーでは、1日2試合実施する場合があります。その場合の実施時間は以下の通りです。

1日2試合実施する際は、U-15の場合試合時間が40分から34分に短縮されます。U-14とU-13の試合時間に変更はありません。それぞれ前半と後半に分けて試合をすることも、1日1試合の場合と同様です。

U-15カテゴリーの選手たちが1日2試合行う場合には特例もあります。それは、選手全員の交代がルールとされている場合や、ひとりの選手が1日70分を超えて試合に出場していないよう決められている場合などで、適用されれば20分ハーフで行うことが可能です。

U-15カテゴリーで試合の特例を適用する場合は、試合を提供する側が、選手たちの出場時間などをしっかりと管理して、安全に試合ができるように確認する必要があります。

1日あたりの時間制限

ジュニアラグビーは、学年によってプレーヤーの1日あたりの試合制限があります。

中学2・3年生は、1日70分を超える試合を行えません。また、中学1年生は60分を超える試合を行うことはできません。

また、JRFUは所属するチームが1日2試合以上の試合をチームに提供することができないと決められています。

ジュニアラグビーの人数

ジュニアラグビー】中学生のラグビーのルールとは?試合時間から人数・ポジションまでご紹介

ジュニアラグビーの人数は、12人制がメインです。各チームは、競技区域にいるプレーヤーの人数が12人を超えてはいけません。12人より少ない人数でプレーする場合、試合途中でケガなどが発生したときは、11人まで許可されます。プレーヤーの交替には、正式なものと一時的なものの2種類があります。

正式な交替

試合中、プレーヤーが以下の症状に陥った、あるいは、以下のケガをしたした場合はすぐに交替となり、競技に戻ることができません。

  • 脳震とう、あるいは脳震とうの疑い
  • 頭部打撲
  • 頭部裂傷

一時的な交替

一時的な交替は、出血の有無にかかわらず負傷した場合に認められます。その場合、プレーヤーは一旦競技区域外に出ることができます。

負傷箇所が出血している場合は出血が抑えられ、出血していない場合は安全にプレーが継続できると確認できたら、競技区内に戻ることが可能です。ただし、競技区外に出て15分以内に戻れない場合は、正式な交替となります。

ジュニアラグビーのポジション

中学生のジュニアラグビーは12人制で行われます。ここからはそれぞれのポジションと役割などを見ていきましょう。

ポジション名 人数 役割
フロントロー 3 名 ・レフトプロップ、フッカー、ライトプロップの3名から成る。
・プロップ:スクラムの柱。スクラムで相手と組み合ったり、3人以上が立った状態のモールで相手を押し込んだりする。
・フッカー:スクラムをコントロールし、足でボールを後ろに送る。
セカンドロー 2 名 レフトロック・ライトロックの2名で構成。互いにスクラムをロック(鍵をかける)し、相手をなぎ倒して前に進む。
スクラムハーフ 1 名 スクラムやモールの側で、外に出たボールを拾い、バックスにパスを回す。
スタンドオフ 1 名 バックスにいて、チームの司令塔の役割を担う。
センター 2 名 レフトセンターとライトセンターの2名から成る。守備ではタックルを食い止めて、攻撃では左右のウイングポジションにアシストする。
ウイング 2 名 レフトウイングとライトウイングの2名で、センターを挟む形に位置する。トライを取る重要な仕事をする。
フルバック 1 名 味方のロングキックをキャッチしボールを繋げる役割。ときには1対1のタックルでトライを阻止することもある。

ジュニアラグビーも、通常のラグビーと同じく、フォワードとバックスがあり、それぞれに上記のポジションが配置されています。それぞれのポジションには大切な役割があり、その役割を果たしつつ、勝利に向かってチームが一体となりゲームを進めます。

関連記事:【ラグビー大野均コーチ特別インタビュー(後編②)】一流コーチと出会えるドリームコーチングと個別指導の魅力

中学生のジュニアラグビーのルールを知ってラグビーを楽しもう

ジュニアラグビーはラグビー精神を学び、競技を楽しむためにあります。安全第一はもちろん、見守る大人は選手の目的や気持ちを優先し、多様な目的や嗜好を許容する心で、選手たちのプレーを見守ることが大切です。

もしお子さんが習い事にジュニアラグビーを選択した場合、ご紹介したジュニアラグビーについてのルールなどをぜひ親子で参考にしてください。


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