タックルなし!小学生にもおすすめ、タッチラグビー・タグラグビーって知ってる?

タックルなし!小学生にもおすすめ、タッチラグビー・タグラグビーって知ってる?

2019年のラグビーW杯の盛り上がりを受け、近頃は子どもの習い事にラグビーを選ぶ家庭も増えてきているようです。しかし、ラグビーは体同士を衝突し合う激しいコンタクトスポーツでもあるゆえ、「子どもにラグビーをさせるのは心配…」と感じる方もいるでしょう。

そこでおすすめなのが、タッチラグビーやタグラグビーです。どちらもラグビーという名称がついていますが、タックルやスクラムなどの危険なプレーは一切禁止されています。そのため、小学生でも安心して取り組めるのが魅力です。本記事ではタッチラグビーのルールやポイントについてまとめています。ぜひお子さんの習い事のひとつとしてタッチラグビーを検討してみてはいかがでしょうか。


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小学生のラグビーはケガが心配

ラグビーと言えば、2019年日本で開催されたワールドカップにて日本代表が史上初の8強入りを達成したことが記憶に新しいかもしれません。日本代表の目覚ましい活躍は、日本中に衝撃と感動を与え、ラグビーの注目度を一気に高めることとなりました。

そしてこの熱狂から4年、2023年には次回ワールドカップがフランスにて開催されます。今大会で日本代表が初のベスト4進出となるか、日本だけでなく世界中からも高く注目されていて、ラグビー界はますますの盛り上がりを見せることが期待されています。

実際、前回のW杯の盛り上がりを受け、ラグビーを習い事として子どもに習わせる家庭も近年急増しているようです。しかし、ラグビーはタックルやスクラムなど体を接触させる場面が多いのも特徴のひとつです。激しいぶつかり合いによって、脳震盪を起こしたり肩関節の脱臼を起こしてしまったりといったケガの恐れもあります。親としては、子どもがラグビーをやるとなると心配という方も多いのではないでしょうか。

そんな方にこそおすすめしたいのが、タッチラグビーです。タッチラグビーが一体どのようなスポーツなのか、次で詳しくみていきましょう。

タックルなしのタッチラグビーとは

タッチラグビーは、2つのチームにわかれトライした数を競うスポーツです。ボールを後ろにパスしながら相手ゴールに運びこみ、接地させると得点が入ります。ルール上タックルやスクラムなどは禁止されていますが、タックルの代わりとして体にタッチすることで相手を止められます。

また、このタッチラグビーよりもさらに接触を減らしたものがタグラグビーです。プレイヤーの腰にタグを装着し、タグを取ることで相手の動きを止められます。両者ともルールがわかりやすいうえ、激しい体の接触もないため、小学生でも親しみやすく安心して取り組むことができるでしょう。また基本的なルールはラグビーと変わらないため、ラグビーに興味を持っているお子さんにまずは安全なタッチラグビーやタグラグビーから始めさせるというのも良いかもしれません。

近頃では、タッチラグビーやタグラグビーを身近に感じてもらうため、体験イベントも各地で実施されているようです。イベントを通してタッチラグビーやタグラグビーが安全なスポーツであることが理解されるとともに人気も高まってきていて、現在はJAPANカップをはじめ地方大会やジュニア選手権など各大会も数多く開催されています。

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ラグビーを知らなくてもわかる!タッチラグビーの簡単なルール

タックルなし!小学生にもおすすめ、タッチラグビー・タグラグビーって知ってる?

タッチラグビーのルールはとてもわかりやすく、通常のラグビールールを知らない未経験者や運動が苦手な子どもでもゲーム感覚で楽しく取り組むことができます。次でタッチラグビーのルール詳細について確認していきましょう。

6人チームで前半20分、後半20分でコートチェンジ

タッチラグビーは各チーム6人の選手がフィールドに立ち、前半20分、後半20分でコートチェンジを行います。フィールドに入れる人数は6人ですが、選手登録は14人まで可能です。試合中、回数制限はなく何度でも自由に交代できるため、大勢で楽しむことができます。

【攻める側】ボールを相手コートにタッチダウンしたら得点!

試合前にじゃんけんやコイントスなどを行い、勝ったチームの攻撃からゲームを始めていきます。まずは、グランドの中央にボールをセットしましょう。そこから攻撃側がタップ(軽く蹴ること)を行い、後方へパスしたりランニングしたりしながらボールを進めていきます。そして、相手コートの後方にあるタッチダウンゾーンへボールを接地(タッチダウン)すると1得点獲得となります。

ちなみに、ボールは真横もしくは後方にしかパスすることはできません。この点は、通常のラグビーのルールと同様です。

【守る側】攻めてくる相手を止めるにはタッチする!

守備側は自身のコートに相手がタッチダウンしてくるのを防ぐため、ボールを保持している相手選手にタッチをしてボールの進行を止めるよう試みます。タッチした場合、攻撃側は持っていたボールをその地点に置き、足の間から後方にいるチームメンバーに転がして(ロールボール)ゲーム再スタートとなります。

6回タッチで攻守交替

攻撃側が守備側より6回タッチされると、攻守交替となります。ロールボールかタップのどちらかで試合をスタートしていきましょう。またこのほかに、プレー中に反則が認められた場合も攻撃権が代わります。

例えば次のようなプレーは反則となります。

  • 攻撃側のチームがボールを地面に落としてしまった
  • ボールを持っていた選手がサイドラインを割ってしまった
  • ボールを前方にパスした
  • ボールを持っていない選手をタッチしたもしくは妨害した など

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タッチラグビーのルール、ここを押さえれば完璧!

タッチラグビーを実際に行う際に、ここだけは押さえておくべきというポイントをいくつかまとめてみました。タッチラグビーを安全に楽しむため、しっかり下記のポイントを確認しておきましょう。

タッチのルール

タッチは衣類や髪の毛に触れることで認められますが、最小限の力で行うことが大前提です。強く押すような危険性の高いタッチはルール上禁止されていて、もしも試合中にそのような行為が見受けられた場合には反則となります。

また、片手のみで行うタッチも有効です。タッチをしたら「タッチ」と大きな声でコールし、申告するようにしましょう。そして、タッチが行われた際は、防御側の全選手はタッチした位置から5m下がらなければなりません。

ロールボールのルール

攻撃側が守備側にタッチされた際に行う動作です。タッチが行われた際に、その場にボールを置いて跨ぎ、足の間から後方1m以内に転がすもしくは置くことを指します。

そして、背後にいる選手がボールを拾ってゲーム再開となりますが、この選手が直接タッチダウンして得点を入れることは禁止されています。そのため、ボールを拾った選手は、必ず他の選手にパスをつながなければなりません。

タップのルール

タップは、試合開始時や反則があった場合のゲーム再開方法です。ボールを地面に置き、軽く蹴ってその選手自身がボールを拾う動作を行います。この際、ボールが1m以上転がらないように足の内側で優しく蹴るのがポイントです。

オフサイドのルール

プレー中にタッチが行われた場合には、防御側の選手全員がタッチした位置から5m後方に下がらなければなりません。しかし、この際に5m下がらずに再びタッチしに行った場合には、オフサイドとみなされ反則となります。

子どもの成長過程にも適したタッチラグビー

タックルやスクラムが無いタッチラグビーは安心安全に楽しめるほか、体格差も関係ない分男女一緒にプレーすることができます。また、走ったりステップを踏んだりといった動作は機敏性やバランス感覚を養うのに適しているほか、仲間にパスをつなぐことで協調性を学ぶことも期待できるでしょう。たくさんの魅力が詰まったタッチラグビー、ぜひお子さんの習い事の候補として検討してみてはいかがでしょうか。


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