ラグビーが面白い!小学生の習い事にもおすすめしたいラグビーの魅力と基本ルール!

ラグビーが面白い!小学生の習い事にもおすすめしたいラグビーの魅力と基本ルール!

スポーツ系の習い事の中で、子ども向けにラグビーの習い事があるのはご存知でしょうか。2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップをきっかけに、ラグビーの習い事に興味が出てきたお子さんの保護者の方向けに、ラグビーの基本ルール・試合の見方を解説します。今よりもっと「ラグビーって面白い!」と感じるようになる、ラグビーの魅力を見ていきましょう。


日本テレビ運営のドリームコーチングは、良質なスポーツ体験を提供するサービスです。
アスリートやプロのコーチから個別で指導が受けられます。
プロのトレーニングを受けてみたい方は、ぜひドリームコーチングの利用を検討してみてください!

無料会員登録する

2019年のW杯以降ラグビーが習い事として注目!

実はラグビーが面白い!小学生の習い事にもおすすめしたいラグビーの魅力と基本ルール!
2019年に行われたラグビーワールドカップは、アジアで初めて日本で開催されました。開催場所は、国内12都市のラグビー場やスタジアムなど。44日間開催されたこの大会では、海外からも多くの観戦客が訪れました。

2019年のラグビーワールドカップでは、日本はグループリーグを突破しベスト8へ進出。準々決勝では惜しくも南アフリカに敗れましたが、初のアジア開催となった大会で、初のワールドカップ決勝トーナメント進出と、記録にも記憶にも残る試合を繰り広げました。

2019年のワールドカップは、日本人にラグビーやラグビー観戦の楽しさを教えてくれ、子どもの間でラグビー人気が高まるきっかけになりました。

そして、2023年秋にはフランスでラグビーワールドカップが開催予定されています。日本代表選手がベスト8の先の新たな扉を開いてくれるのか、期待が高まりますね。

2019年~2022年までの、ラグビースクールに所属している6歳から12歳の小学生ラグビー選手の人数推移を見てみます。

2019年3月度 19,609人
2020年3月度 22,346人
2021年3月度 24,693人
2022年3月度 25,272人

<参考>
2019年3月度 選手・役員・チーム登録リスト(全国)
2020年3月度 選手・役員・チーム登録リスト(全国)
2021年3月度 選手・役員・チーム登録リスト(全国)
2022年3月度 選手・役員・チーム登録リスト(全国)
※データはJRFUに登録しているラグビースクールの選手数のみを抜き出しています
※人数は男女合わせたデータです

2019年度では20,000人弱だったラグビースクール所属の選手数は、ワールドカップを終えた2020年3月度には約22,000人と、約2,000人増加しました。

2020年以降も小学生のラグビースクール所属選手数は増えていて、小学生の間でラグビー人気がじわじわと広がっているのがわかります。

なお、テレビや競技場などでラグビーの試合を見るとわかるように、ラグビーは体がぶつかり合う危険を伴うスポーツです。そのため、「小学生のうちからあんな危険なスポーツをするのは怖い」と思う保護者の方もいるかもしれませんね。

そんな方に知っていただきたいのが、ミニラグビーやタグラグビーです。

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会では、プレーヤーの発育や発達や安全性などを考慮しながらラグビーの魅力を知ってもらえるよう、ラグビー型ボールゲームのミニラグビーの普及に取り組んでいます。

ミニラグビーについては、JRFUが開設した全国のラグビースクールの検索サイト「ラグナビ」で、近隣のラグビースクールを調べられます。

また、文部科学省の「小学校学習指導要領解説体育編」にタグラグビーが例示されたこともあり、小学校の授業でもラグビーに触れる機会が増えています。

ラグビーの習い事をしたいと希望しているお子さんは、まず安全性の高いミニラグビーやタグラグビーから始めると良いでしょう。

参考:小学生(U12ミニラグビー) – ラグビーファミリーガイド|公益財団法人日本ラグビーフットボール協会
参考:小学校学習指導要領解説体育編|文部科学省

関連記事:関東版:小学生・キッズ向けのラグビースクール(教室)一覧

習い事にラグビーを選びたくなる「ノーサイドの精神」とは

ラグビーの魅力のひとつにある「ノーサイド精神」とは、試合終了(ノーサイド)が宣言されると同時に、敵味方区別なくお互いを称え合う精神のこと。

試合終了をもって敵サイド・味方サイドの境界が取り払われ、グラウンドでは勝った側も負けた側に対して思いやりを示し、負けた側も悔しさや恨み言を言わず笑顔で握手する光景が見られます。

また、ラグビーには5つの「コアバリュー」があるのをご存知ですか?

  • 品位(Integrity):誠実さとフェアプレーから生まれるもの
  • 情熱(Passion):選手・ファン問わずラグビーへの情熱を持っている
  • 結束(Solidarity):さまざまな垣根を超え、仲間やチームとひとつになる
  • 規律(Discipline):ラグビールールだけではなく人としての定めや集団の秩序を守る
  • 尊重(Respect):ラグビーに関わる人すべてを尊重し優先する

ラグビー選手だけでなく、ラグビーに関わるすべての人たちはこの5つのコアバリューを心に、One Teamとして動いています。

体と体が激しくぶつかり合い、ときには危険が伴うラグビーですが、5つのコアバリューからもわかるように、紳士の礼節があるスポーツなのです。

参考:ラグビー憲章で掲げる5つのコアバリュー|日本ラグビーフットボール協会

ラグビーは小学生でもはじめられる?

お子さんがラグビーを習いたいと希望した場合、気になるところが対象年齢ではないでしょうか。実はラグビーは小学生からでもはじめられます。

コベルコ神戸スティーラーズ(KOBELCO KOBE STEELERS)のフッカー、有田隆平選手は、小学校1年生からラグビーをはじめました。

有田選手は小学校卒業後も高校・大学と競技生活を続け、大学3年生になった2009年にはラグビーU20日本代表に選出。キャプテンとしてチームを引っ張りました。

2009年ラグビーU20日本代表の中には有田選手のほかにも、小学生からラグビーをはじめた選手がいます。

早いうちからラグビー選手のキャリアをスタートさせれば、日本代表を狙える可能性もあります。

関連記事:タックルなし!小学生にもおすすめ、タッチラグビー・タグラグビーって知ってる?

わかると面白い!ラグビーのルールを簡単にとらえる4つのコツ

ラグビーのルールは複雑だと思うかもしれませんが、わかると実に面白い競技です。ここではラグビーのルールを簡単にとらえるコツを4つご紹介します。

ボールがいつも一番前

ラグビーは、ボールが常に先頭にいなくてはならないスポーツです。ボールを持っている選手は自分の体より前にボールを投げたり落としたりはできません。ボールをパスする場合は自分より後方に投げる必要があります。

ボールを隠さない

フェア精神を大事にするラグビーは、常にボールを奪い合う状況にしておかなくてはなりません。選手がボールを抱えて隠す行為はフェア精神に反します。

寝たままプレーしない

ラグビーの試合中は相手のタックルにより倒されることがあります。選手が倒れたままの状態でプレーをするのは反則行為です。倒されたらすぐに立ち上がり、常に立ってプレーしなければなりません。

危険なプレーはしない

ラグビーは危険が伴うスポーツです。ただし、相手選手が無防備な状態のときに故意にタックルすることや、首や腕などのピンポイントの部位に攻撃することは反則を言い渡される場合があります。

ラグビーの試合の流れ

ここからはラグビーの試合の流れを見ていきましょう。

先攻後攻を決めてからキックオフ

ラグビーの試合のスタートは「キックオフ」から。先攻後攻は、試合開始前にチームのキャプテンとレフェリー(審判)によってコイントスで決められます。
グラウンドの真ん中にラグビーボールを配置しドロップキック(ボールをワンバウンドさせる)によりゲーム開始です。

攻防戦

試合が始まったら、攻撃側の選手たちはボールをキックしたり持って走ったりしながら相手ゴールに向かって前へ前へと進みます。守る側のチームはタックルなどをしてディフェンスします。
ディフェンス側が相手の攻撃を阻止する際には、モール(手に持ったボールを奪い合うため密集する)・ラック(密集してボールを足のみで奪い合う)などのプレーを用いることが必要です。試合途中に反則などで中断した場合は、スクラムを組んで味方にボールを渡し、ゲームが再開します。

レフリーの笛で試合終了

試合終了はレフリーの笛が合図です。レフリーの笛が鳴れば「ノーサイド」。勝ったチームも負けたチームも関係なく、お互いを称え合います。

ラグビーの基礎知識

ラグビーの基礎知識を解説します。

基本は15人+交代要員8人

ラグビーの人数は、ゲームによってプレーできる人数が変わり、7人制や13人制などがあります。ワールドカップなどの国際試合は15人制です。
15人の場合、チーム構成はフォワード8名、バックス7名。スターティングメンバーの15名のほか、8名まで交代要員を登録できます。
基本的に一度交代した選手が再出場することはできませんが、交代要員をすべて使い切った後、もし選手が流血した場合、止血処置が終わるまで交代した選手が再度グラウンドに立つことが許されています。

前半40分後半40分の戦い

ラグビーの対戦は、途中約10分間の休憩を挟み、前半40分、後半40分で行われます。ロスタイムは前半・後半それぞれ5分以内。ロスタイムを含めば約90分間がトータルの試合時間です。

反則の種類で再開方法が異なる

選手の反則行為があった場合は試合が途中で止まります。なお、プレーの再開方法は、反則の種類によって異なります。一部をご紹介しましょう。

反則例 再開方法
・オフサイド
・ノットリリースザボール
・ハイタックル
・オブストラクションなど
相手チームのペナルティキック
・ノット1メーター
・ノットストレートなど
相手チームのフリーキック
・ノットストレート
・スローフォワードなど
相手チームのスクラム

選手が危険なプレーや反則を繰り返し行う場合は、該当の選手にはイエローカードが出され、10分間一時退場しなくてはなりません。
重大な反則があった場合はレッドカードで選手は退場になります。

ラグビーは面白い!小学生のスポーツ系習い事にもおすすめ

選手同士が激しくぶつかり合い、一見すると危険そうなラグビーは、本質はとても紳士的なスポーツです。小学生からラグビーを始めワールドカップでも活躍した選手もいて、小学生のスポーツ系習い事のひとつとしてもおすすめ。もしお子さんがラグビーを習いたいと希望していたら、一度ぜひ家族でラグビー観戦して、ラグビーの知識や基礎を深め、ラグビーの魅力を知ってみてください。


日本テレビ運営のドリームコーチングは、アスリートやプロのコーチから個別のスポーツ指導を受けられるサービスです。

ドリームコーチングなら、お子さんのレベルに合わせて、体操などの気になる種目を一から学べます。

お近くにスクールや教室が少ない方や、個別スキルを伸ばしたい方、また苦手を克服したいお子さんにもおすすめ!スポーツの個別指導ドリームコーチングを検討してみてください。

無料会員登録する

この記事をシェアする