サッカーのコーディネーショントレーニングとは?やり方やメリットを解説
サッカー上達のためのコーディネーショントレーニングのやり方をご紹介します。コーディネーション能力とは、サッカーセンスの底上げに重要な定位能力、変換能力、連結能力、識別能力 、反応能力 、リズム能力 、バランス能力のこと。
この7つの能力を鍛えると、思い描いたプレーの再現度が高くなり、試合で活躍できるセンスが磨かれます。
お子さんのサッカー上達のためにも、ぜひコーディネーショントレーニングについて知っておきましょう。
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目次
サッカーのコーディネーショントレーニングとは?
近年、サッカーのトレーニングにおいてもよく耳にするようになってきた「コーディネーショントレーニング」。聞いたことはあるけれど、具体的にどんなことをするのかはわからないという保護者の方もいるかもしれません。
ここではコーディネーション能力とはどのような能力で、何歳ごろに伸びるのかをお伝えします。
どういう能力か
コーディネーション能力とは、簡単にいえば運動する際の体の調整力です。例えば「このボールを隣のチームメイトにパスするにはどのくらいの力加減で、どの方向に足を動かせば良いか?」を考えて体をその通りに動かす能力が、サッカーにおけるコーディネーション能力です。
何歳ぐらいまでに伸びる能力か
コーディネーション能力には、筋肉の発達はもちろんですがその筋肉を操作するための神経系の発達が重要になってきます。子どもの神経回路が発達する時期といえば、アメリカの医学者スキャモンが定義した「ゴールデンエイジ」が有名です。
ゴールデンエイジは9〜12歳頃の年代を指し、最も運動神経が発達するといわれる時期。コーディネーション能力を伸ばすには、このゴールデンエイジをうまく利用することがおすすめです。
関連記事:運動神経を良くするカギはゴールデンエイジ!子どもにおすすめの習い事4選
関連記事:子どもの運動神経を良くする!プレゴールデンエイジにおすすめの習い事
どんなトレーニングがあるか
コーディネーション能力を鍛えるためのトレーニングにはさまざまなものがありますが、最もコーディネーション能力が伸びやすいといわれるゴールデンエイジを対象としたものには、遊びの要素を取り入れたトレーニングが数多くあります。
例えばまずは片足立ちをして、できたら今度は片足立ちのままその場ケンケン、次はコーチが手を叩いたら左右の足を入れ替えるという動きをします。
次は手を叩いたときにコーチが出す問題(3 + 1など)の答えの回数ずつ跳ぶ(左足4回、右足4回ずつ入れ替え)など、どんどん条件を追加していきます。
体を動かし続けながら素早く指令を理解・判断して行動するという一連の動きが、コーディネーション能力を鍛えてくれるのです。
サッカーのコーディネーショントレーニングのやり方
自分の頭で思った通りに体を動かせるように運動神経を鍛える、コーディネーショントレーニング。よりサッカーがうまくなるためには、どのようにこのコーディネーショントレーニングを取り入れていけば良いのでしょうか。
サッカーで必要な能力
サッカーで良い選手として活躍するためには、次の3つの要素を鍛えることが必要です。
- 基礎体力(筋力・持久力)
- 技術力(ドリブルなどのテクニック)
- コーディネーション能力
いくら強いシュートを生み出すパワー(筋力)を持っていても、ゴールまでの距離感やカーブのかけ方など自分の持っているスキルを調整する能力がなければシュートを決めることはできません。
コーディネーション能力は、細かく分けると定位能力、変換能力、連結能力、識別能力 、反応能力 、リズム能力 、バランス能力の7つに分類されています。
コーディネーション能力については以下の記事でも詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:運動神経が良くなるコーディネーショントレーニングとは?効果やおすすめのトレーニングを紹介
サッカー技能を伸ばすためのコーディネーショントレーニング
お子さんのサッカーの能力向上が期待できる、おすすめのコーディネーショントレーニングをご紹介します。どれも特別な器具や難しい技術を必要とするものではないので、ぜひお子さんと一緒にチャレンジしてみましょう。
いろいろキャッチボール
サッカーボールに限らず、風船やバレーボール、ラグビーボールなどさまざまなボールを使用してキャッチボールを行います。
2人でキャッチボールしたり、ひとりで高く投げ上げたボールをキャッチしてから相手にパスするといった方法で行うこともおすすめです。
この運動で、相手との距離感やボールの落下速度・軌道などを把握する定位能力を鍛えることができます。
ナンバー鬼ごっこ
背中に数字を書いた紙を貼り付け、その数字を相手に見られないように鬼ごっこします。鬼は鬼以外に自分の数字を見られたら負け。鬼は、通常の鬼ごっこのように相手をつかまえたりタッチしても勝ち。捕まえなくても相手の数字を見てコールするだけでも勝ちです。
鬼ごっこは反応能力やリズム能力、定位能力などが複合的に鍛えられるコーディネーショントレーニングです。
サッカーのコーディネーショントレーニングを行うメリット
コーディネーショントレーニングは、同じ技術をひたすら行うことで高めようとする反復運動ではなく、次々に応用していくことで状況判断力を養うトレーニングです。
そのため、コーディネーショントレーニングを続けていくと、サッカーの試合中でもさまざまな状況に合わせた臨機応変な対応が自然とできるようになります。
試合で生きるのは、ただ技術がうまいプレーヤーよりも、試合の状況を読んでその場に必要なプレーができるプレーヤーです。
お子さんが試合で活躍できるサッカープレーヤーになるためには、コーディネーショントレーニングは必須の練習といえますね。
コーディネーショントレーニングでサッカーセンスを磨こう
よく「彼はサッカーセンスがある」「あの子にはサッカーセンスがない」といった言われ方をしますが、この「センス」を磨く手段こそがサッカーのコーディネーショントレーニングです。
知識はあるけど体がついていかない、フィジカルは強いけどどうもここぞという時の判断が遅い、などの問題をクリアにしていくためには、コーディネーション能力を鍛えることが一番です。自分の体を思い通りに動かせるようになるために、サッカーのコーディネーション能力を強化していきましょう!
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