運動神経が良くなるコーディネーショントレーニングとは?効果やおすすめのトレーニングを紹介

運動神経が良くなるコーディネーショントレーニングとは?効果やおすすめのトレーニングを紹介

子どもが小さいうちに、どんな運動やスポーツにも繋がる基礎的な体の使い方を身につけさせてあげたいと考える親は多いもの。

この記事では、運動神経が良くなるコーディネーショントレーニングとは何か、その重要性や具体的なトレーニング方法、個別指導を受ける良さやその口コミを紹介しています。


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運動神経が良くなるコーディネーショントレーニングとは?

運動神経が良くなるコーディネーショントレーニングとは?効果やおすすめのトレーニングを紹介

「コーディネーショントレーニング(*)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?コーディネーション(coordination)は訳すと調整。つまり体の動きや力の加減を調整する「運動神経」を鍛えるトレーニングがコーディネーショントレーニングです。コーディネーショントレーニングは体の神経系に働きかけ運動能力を向上させます。

はじまりは1970年代の旧東ドイツ(現ドイツ)で、日本には1990年代に主にアスリートの育成を目的に導入されましたが、近年では子どもの運動能力向上に用いられています。

子どものうちにコーディネーショントレーニングをするべき理由

コーディネーショントレーニングは、筋肉を鍛える筋トレとは違い運動神経を鍛えるトレーニングです。子どもの神経系の発達は、生まれてから4〜5歳までの成長が著しく、成人の約80%がこの時期までに完成します。そして12歳ごろまでにはほぼ100%成長するため、神経系が成長途中である子どものうちにコーディネーショントレーニングをすることがより有効だと考えられています。

(*)コーディネーショントレーニングについて、桐蔭横浜大学の「産学連携によるコーディネーショントレーニングの促進」を参照

コーディネーション能力の重要性と運動神経との関係

コーディネーション能力はなぜ大切なのでしょうか?コーディネーション能力が高いとどんなメリットがあるのでしょうか?ここではその重要性と、運動神経との関係を解説します。

運動神経は7つの能力に分類される

「運動神経が良い」とは具体的にどんな能力が高いのでしょうか?コーディネーショントレーニングでは以下の7つの能力を鍛えることを推奨しています。

  1. リズム能力
  2. バランス能力
  3. 変換能力
  4. 反応能力
  5. 連結能力
  6. 定位能力
  7. 識別能力

以上の7つの能力についてそれぞれがどんな能力なのか詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:運動神経を良くするカギはゴールデンエイジ!子どもにおすすめの習い事4選

コーディネーション能力と運動神経の関係

私たち人間は、脳からの命令を信号として「神経」に伝え体を動かしています。この神経回路が発達する幼少期、児童期にさまざまな動きを経験することにより、神経回路が次々につながり、くり返し動作をすることで、脳と神経回路の連携がよりスムーズになっていきます。この連携がスムーズなほど、脳からの伝達は早く正確に伝わり、自由に思った通り体を動かすことができます。このことをコーディネーション能力が高い、つまり運動神経が良いと言います。

コーディネーション能力の重要性

どんなに体が柔軟だったり筋力が強くても、脳からの指令を受けて自分の思い描く通りに体を動かしたり力をコントロールできなければ、自分の体の能力を十分に発揮できないのです。このコーディネーション能力が未発達だからこそ、小さい子どもは道具を使ったスポーツが下手だったり、不器用な動きをしたりするのです。

コーディネーショントレーニングの4つの効果

コーディネーショントレーニングにより7つの能力を鍛えることで、具体的にどんな効果が期待できるのでしょうか?

体の使い方や新しい技術を覚えるスピードがアップ

音や動きといった情報を素早く捉えて理解し、反応する「反応能力」や、状況に合わせて素早く動作を切り替え、変化に適切に対応する「変換能力」が発達することで、新しい動きや技術を習得するまでの時間が早くなります。また自分のイメージ通りに体を動かせることで、未経験のことでもスムーズに習得できます。

競技のパフォーマンスがアップ

コーディネーション能力のひとつである「バランス能力」が発達すると、不安定な場所や空中でも正しい姿勢を保てたり、バランスを崩しそうになっても容易に立て直せるので、スノーボードやサーフィンといったバランス感覚が重要な競技でパフォーマンスアップが期待できます。
そのほか、関節や筋肉の動きをつなげ、スムーズに動かす「連結能力」が発達することで、異なる動きでもスムーズにつなげて行うことができ、より複雑な動きが連続してできるようになります。

複雑な動作もコントロール可能に

手足や道具を思い通りに扱える「識別能力」が向上すると、バットやラケットといった道具を使った競技でも、力の加減や、必要な体の部位の使い方などを調整できるようになります。
自分の体や力加減のコントロールができるようになれば、ボールを早く投げたりゆっくり投げたりといった調整も器用にでき、より複雑な競技や運動、駆け引きなど高度なプレーができるようになります。

ケガをしにくい体に

自分や相手との距離、ボールやゴールとの位置関係、距離感を感じ、把握できる「定位能力」が発達することで、相手がいる場所まで適切な力加減でボールを投げられるようになります。また物や相手との距離感を把握できるようになると、例えばほかの子とぶつからず走れたり、ジャンプして飛び降りる高さを調整できたり、過度に力を入れすぎることがなくなるため、ケガをしにくくなります。

遊びながらできる小学生向けのコーディネーショントレーニング

運動神経が良くなるコーディネーショントレーニングとは?効果やおすすめのトレーニングを紹介

ここまで、コーディネーショントレーニングとは何か、どんな効果があるのかなどを解説してきました。ここからは小学生におすすめの具体的なコーディネーショントレーニングの方法をご紹介します。

指折り遊び

初級編のトレーニングです。

準備:両手を開いて「パー」にします。指を順番に折って数を数えていきます。

ステップ1:両手を同時に親指から順に1~10まで数えます。5~10は折った指を戻します。
ステップ2:両手を同時に小指から順に1~10まで数えます。5~10は折った指を戻します。
ステップ3:左手は小指から、右手は親指から順に1~10まで指を折って数えます。

脳からの指令を指に伝えスムーズに動かす練習、初級編です。指に限らずイメージした通りに体がスムーズに動くようになるとコーディネーション能力が向上したといえます。

リアクションジャンケン

二人一組で行うジャンケン遊びです。

基礎編:一人がジャンケンし、相手は後出しで必ず勝つものを出します。

応用編①:一人がジャンケンし、相手は後出しで必ず負けるものを出します。
応用編②:一人がジャンケンし、相手は後出しで、手は相手に勝つものを、脚は相手に負けるものを出します。
応用編③:一人がジャンケンし、相手は後出しで、手は相手に負けるものを、脚は相手に勝つものを出します。

このように条件をどんどん複雑にしていくことで、瞬時に脳で判断したことを体で表現する練習になります。

けんけんぱ

昔からあるけんけんば。「リズム能力」をアップするのに持ってこいです。目で見た情報、耳で聞いた情報によって動きを表現し、頭の中のイメージを具現化し体をリズム良くバランス良く使う能力を育てます。

ボールキャッチ

色々なボールの投げ方、キャッチの仕方を工夫して行う遊びです。

  • ボールを両手で頭の上に投げてキャッチします。
  • ボールを両手で頭の上に投げて3回手をたたいてキャッチします。
  • ボールを両手で頭の上に投げて、その場で一回転してキャッチします。
  • ボールを両手で頭の上に投げて、前転をしてキャッチします。
  • ボールを両手で頭の上に投げて、後ろ向きに背中でキャッチします。

このボールキャッチを通して、動いているものと自分の位置関係を把握する「定位能力」や、合図に合わせて素早く反応する「反応能力」、そしてボールやラケットなどの道具や用具を上手に使う「識別能力」などの向上が期待できます。

いろいろ歩き

つま先、かかと、お尻などを使ってさまざまな歩き方をする遊びです。はだしになって行いましょう。

<つま先歩き>
つま先に体重を乗せてかかとを浮かせ、足の指でしっかり床を押すように歩きます。

<かかと歩き>
かかとに体重を乗せ、つま先を浮かせた状態で歩きます。

<しゃがみ歩き>
膝を曲げてしゃがんだ状態で、手を後ろに組んだまま歩きます。

<お尻歩き>
両足を伸ばして座ります。お尻に交互に体重をかけるようにして、腕を軽く振りながら前に10歩程度進みます。次は元の位置まで10歩お尻でバックします。

さまざまな歩き方をすることで、体の関節や筋肉の動きをタイミング良くバランス良く行える「連結能力」向上が期待できます。

関連記事:成長スパートは小学生でやってくる!成長ホルモンの分泌を促す3つの対策

コーディネーショントレーニングを個別指導で受けるのもおすすめ

すべてのスポーツの上達につながるコーディネーショントレーニングですが、専門的に教えてくれるところはあまりありません。そこでおすすめなのが個別指導を受ける方法です。個別なので、年齢やその子の得意不得意を踏まえてコーディネーショントレーニングを受けることができます。

アスリートやプロのトレーナーなど、プロのコーチから個別指導が受けられる「ドリームコーチング」でコーディネーショントレーニングが受けられます。
元ラグビー選手で小学生からプロ選手まで幅広く指導経験をもつ廣崎哲也コーチは、コーディネーショントレーニングによって、体を動かす楽しさから競技のパフォーマンスアップやケガをしにくい体作りなどを教えてくれます。

個別指導を受けた子どもの保護者からは、丁寧なカウンセリングによって目標や課題を明確にしてもらえた点に感謝するお声や、レッスンが楽しく家でも続けているといった感想が寄せられています。

個別指導で一度コーディネーショントレーニングを教えてもらえば、普段の遊びにも取り入れることができます!成長に伴って、定期的に個別指導で新たなコーディネーショントレーニングを教えてもらうこともできますね。

【廣崎 哲也 コーチ】元ラグビー選手/鍼灸マッサージ師/パフォーマンストレーナー |【日テレ運営】マンツーマンのスポーツ指導教室ならドリームコーチング

関連記事:スポーツの家庭教師!運動が苦手な子こそ体験してみてほしい、ドリームコーチングのコーチが教えるスポーツ上達の近道

すべての運動能力向上に繋がるコーディネーショントレーニングは子どもにおすすめ

コーディネーショントレーニングはあらゆる運動やスポーツ、競技に通じる基礎的な運動能力の向上が期待できます。イメージ通りに体を動かしたり、自分の力や体を上手にコントロールする力がつきます。
このコーディネーション能力は、成長著しい幼少期に行うことで、体の基礎作りやあらゆる競技・スポーツの土台作りになります。ぜひ個別指導で、子ども一人ひとりに合ったコーディネーショントレーニングを受けてみてはいかがでしょうか。


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