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低身長にバレーボールは無理?意識するポイントや最適なポジションを解説

低身長にバレーボールは無理?意識するポイントや最適なポジションを解説

バレーボールのチームに所属しているお子さんやその保護者の方の中には「一生懸命練習しているけれど、身長の低さがネックになって自信を失っている」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、低身長でも各ポジションで活躍できる練習方法や、低身長でありながら、プロのバレーボール選手として活躍する選手たちをご紹介!また、身長のハンデを乗り越え、効率的な上達を目指せる「個人指導」についても解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。


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身長が低いとバレーボールで活躍できないか

低身長にバレーボールは無理?意識するポイントや最適なポジションを解説

ネットを介した相手と「攻防」を繰り広げるバレーボール。攻撃の中で最も代表的な「スパイク」は高い位置から直線的に攻撃するのが有効といわれています。

また、相手からのスパイクを防御するためにも、高い位置でブロックすることが求められることからも「身長が高い選手ほど得点が多く活躍できる」イメージがあるのではないでしょうか。しかし、身長が低くても努力してスキルを磨き、世界の第一線で活躍している選手は少なくありません

本章では、身長の低い選手が各ポジションでどのように活躍できるかを解説します。

アタッカー

アタッカーの役割は、味方からトスやレシーブなどでつながれたボールを相手コートに打ち込み「点を取ること」です。攻撃の要ともいえるアタッカーは、バレーボールの花形ポジションともいえます。

アタッカーとしては身長が高いに越したことはありません。しかし、柔軟性やジャンプ力を鍛えること、そして何よりスパイクの技術を磨くことによって、身長のハンデを乗り越えた活躍が可能です。

リベロ

リベロは、相手の攻撃からチームを守る「守備専門」のポジションです。バレーボールには、サーブ権を持たないチームが得点を決めた際、選手が時計回りに移動しなければならない「ローテーション」というルールがあります。

ローテーションで守備の苦手な選手がレシーブを打たなければならない場合、守備のサポートをするのがリベロです。そのため、リベロは率先してレシーブを打ち、他の選手たちが皆攻撃に回れるように動きます。

リベロは低い位置のボールに対し潜り込むようにレシーブを打たなければならない場面も多く、身長の高さよりも、素早く反応できる瞬発力や視野の広さ、冷静な観察力が求められるポジションです。

セッター

セッターの役割は、攻撃に直接つながるトスをあげることです。試合の勝敗を左右する重要なポジションであることからも、試合をコントロールする「司令塔」とも呼ばれています。

セッターは、高い身長以上に、さまざまなトスを使い分けるスキルや、俊敏性、試合の流れや状況を正確に判断できる判断能力や柔軟性が求められます。

日本代表選手としてオリンピック3大会に出場された竹下佳江さんは、159cmという身長を武器に変えセッターとして活躍されました。

バレーボールでの「身長が低い」とはどのくらいか

バレーボールプレーヤーの中で低身長と呼ばれるのはどのくらいの身長なのでしょうか。バレーボールプレーヤーといっても小中学生や大人など、年代により体格が異なるため、一例として2023年に開催された「第18回世界U19男子バレーボール選手権大会」に出場したU-19日本代表選手の平均身長を見てみましょう。

性別 平均身長 最も低い身長
男子 186.0cm 168cm
女子 174.3cm 158cm

厚生労働省が発表した「平成28年国民健康・栄養調査」によると、15〜17歳の男子の平均身長は169.9cm、女子の平均身長は157.1cmであることからも、バレーボール選手の平均身長の高さがうかがえます。

代表選手で最も低身長だった選手は、全国平均とほぼ同じくらいの身長です。このことから、国民の平均身長(15〜17歳)は、バレーボール選手の中では、低身長に位置するということがわかりますね。

プロ選手でも158cm(女子)や170㎝(男子)のプレイヤーが活躍している

バレーボール日本代表選手の中にも、低身長でありながらも活躍している選手がいます。

2024年度女子バレーボール日本代表チームに登録されている、小島満菜美選手の身長は158㎝です。プロの選手としてキャリアを積み、2023年にはVリーグでベストリベロ賞を受賞現在は、アメリカのリーグ・ワン・バレーボール(LOVB)のソルトレイクで活躍しています。

同じく2024年度男子バレーボール日本代表チームに登録されている、高橋和幸選手の身長は170cmです。高橋選手は2017年に開催された第69回全日本バレーボール高等学校選手権大会で優勝、2021年全日本バレーボール大学選手権大会においては「敢闘選手賞」を受賞するなど、華々しい経歴の持ち主です。

現在は、日本代表選手が数多く所属しているSVリーグ「ジェイテクトSTINGS愛知」のキャプテンとして活躍しています。

低身長プレイヤー向けのトレーニング

低身長にバレーボールは無理?意識するポイントや最適なポジションを解説

バレーボールの各ポジションには、それぞれに役割があり、求められるスキルも大きく異なります。

低身長のプレーヤーがどのようなスキルを鍛えればよいか、ポジションごとに解説します。

アタッカーは「スパイクの練習」に励みましょう。身長の低いアタッカーが力強いスパイクを打つには、ジャンプ力を高めるトレーニングとともに、スパイクの正確性を高める練習が必要です。さまざまな角度や速度での攻撃に対し、フォームを正しく維持しながらスパイクを打つ練習をしましょう。

リベロは守備専門であることからも「レシーブの技術向上」が必要不可欠です。安定したレシーブが、試合を良い流れに導くといっても過言ではありません。正確なボールコントロールとあわせて、冷静な状況判断能力も鍛えていきましょう。

また低身長のセッターが活躍するためには「スピードの強化」に特化した練習が必要です。元日本代表選手の名セッターとして活躍された竹下佳江さんは、低身長をバネに誰よりも俊敏に動き、誰よりも低く構えて相手の攻撃を拾うなど、ボールを拾う速さがずば抜けていたそうです。

トスの練習も「スピード」や「機能性」を重視した練習を行いましょう。そして誰よりも速く動き、誰よりも速くボールに追いつくという意識を持ち続けることがポイントです。


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低身長というハンデを抱えながらも、チーム内でより活躍できる選手になるためには、そのポジションに特化した練習が必要不可欠です。しかしながらチームでの全体練習では、個人の苦手分野に焦点を合わせた指導を受ける機会は限られてしまいます。

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身長が低いバレーボールプレーヤーこそ、基本に忠実にスキルを磨こう

プロのバレーボール選手の中にも、低身長をバネに誰よりも技を磨いてチームの勝利に貢献した選手が数多く存在しています。

そんな選手の共通点は、そのポジションに求められる役割を誰よりも理解し、スキルを磨きぬいたことです。自分が任されたポジションの役割と、それに直結する練習方法を知ることで、効率的な上達を目指していきましょう。


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