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7人制ラグビーって何?セブンズのルールを解説

7人制ラグビーって何?セブンズのルールを解説

ラグビーには、15人制と7人制があるのをご存知でしょうか。15人制のラグビーが主流とされていますが、オリンピック競技として採用され注目されているのが7人制のセブンズです。基本的なルールは15人制のラグビーと変わりませんが、セブンズならではの特徴や魅力もあります。

本記事では、15人制との違いを踏まえながらセブンズのルールについて解説します。


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セブンズとは?

7人制ラグビーって何?セブンズのルールを解説

セブンズとは、その名の通り、1チーム7人で行うラグビーのことです。従来の15人制ラグビーと同じフィールドで試合を行います。

15人制ラグビーの発祥はイングランドですが、セブンズの発祥はスコットランドのメルローズ。15人制ラグビーが1823年にスタートしたのち、1883年にセブンズがスタートしました。

オリンピックでは7人制ラグビーが採用されている

ラグビーのワールドカップは、15人制が採用されていますが、オリンピックでは7人制が採用されています。とはいえ、はじめから7人制で行われていたわけではありません。

1900年のオリンピックパリ大会では15人制のラグビーが採用されており、1908年のロンドン大会・1920年のアントワープ大会・1924年のパリ大会でも15人制で試合が開催されました。その後、ラグビーはオリンピックの種目として長い間採用されていませんでしたが、2016年のリオデジャネイロオリンピックで復活。リオデジャネイロオリンピックでは、15人制から7人制のセブンズに変更され、試合が行われました。

7人制のラグビーのセブンズでの開催により、参加人数を抑えられるだけでなく、各選手のコンディションの確認も容易になり、参加国・開催国の負担も軽減されました。さらに、試合日程を組むことも容易となったのです。

関連記事:ラグビーが面白い!小学生の習い事にもおすすめしたいラグビーの魅力と基本ルール!

7人制のポジションと人数

ここからは、セブンズのルールについてご紹介します。まずはセブンズのポジションについて見ていきましょう。

フォワード

15人制のラグビーでは8人がフォワードになりますが、7人制のラグビーであるセブンズでは、3人がフォワードの役目を果たします。フォワードの3人はプロップとフッカーに分かれて試合を行います。

プロップ

プロップは、スクラムの際に最前線となるポジションです。さらにスクラム以外でも、ラインアウトの際にジャンパーを持ち上げるリフターの役割も果たします。どちらも力を必要としており、さらに持久力も求められるポジションです。

フッカー

フッカーは、プロップを両側に抱え、フロント部分となるポジションです。スクラムをコントロールする重要な役割を担います。ボールを足に引っかけて後ろに送る役割からフッカーという名前が付けられました。スクラムで重要な役割を持つとともに、ボールをコントロールする力や判断力も必要になるポジションです。

バックス

15人制のラグビーでは7人がバックスになりますが、セブンズでは、4人がバックスの役目を果たします。スクラムハーフ・スタンドオフ・センター・ウィングと、1人ずつ違うポジションが与えられるのが特徴です。

スクラムハーフ

スクラムハーフは、フォワードとバックスをパスでつなぐ役割を果たします。地面に転がったボールをパスする動きが多いため、小柄な選手が多いのもスクラムハーフならではの特徴。パスの精度が高いことはもちろん、俊敏性や判断力、さらに持久力も求められるポジションです。

スタンドオフ

スタンドオフは、別名フライハーフとも呼ばれ、チームの司令塔となるポジションです。キックを多く使うポジションとしても知られています。スクラムハーフから受けとったボールをどこにパスしてどこに走るか、どこにキックするべきかなどを判断し行います。パスはもちろん、キックのスキルも求められるポジションです。

センター

センターは、相手の攻撃をぶつかって防ぐことはもちろん、攻撃も行うポジションです。相手にぶつかる機会も比較的多く、強いフィジカルを持っていることが求められます。

ウィング

ウィングは、味方のボールを得点につなげる大切な役割を果たします。パスはもちろん、高いボールをキャッチするスキルも求められるポジションです。スピード感はもちろん、力強さも必要となります。

関連記事:【ジュニアラグビー】中学生のラグビーのルールとは?試合時間から人数・ポジションまでご紹介


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セブンズと通常ラグビーのルールの違いを解説

7人制ラグビーって何?セブンズのルールを解説

最後に、セブンズと15人制ラグビーのルールの違いについて見ていきましょう。フィールドの大きさや基本的なルールには変わりはありませんが、試合時間人数などにより若干の違いがあります。

試合時間

15人制ラグビーは大人は40分ハーフ合計80分、ジュニアはエージ制カテゴリーによって異なり、U-15カテゴリーは20分ハーフ合計40分、U-14とU-13カテゴリーは15分ハーフの合計30分で行われます。一方、7人制ラグビーは7分から10分ハーフで行われます。ハーフタイムは2分で、15人制ラグビーに比べて短時間で行われるのが特徴です。

7人制

さきほどもご紹介したように、セブンズは7人制で行われるラグビーです。フォワードは、プロップが2人とフッカー1人、バックスはスクラムハーフ・スタンドオフ・センター・ウィングで構成されます。なお、交代ができる選手の数は5名です。

スクラム

スクラムは、相手チームを含めて合計6名で行います。7人制でも、スクラムは重要なプレーです。試合の勝敗をわけるセットプレーということに変わりはありません。

ゴールキック

ラグビーでは、ペナルティーやトライ後にゴールキックが行われます。15人制では、ボールを地面に置いた上で蹴るプレースキックが主流です。しかし、セブンズのゴールキックは地面にいったん落としてから蹴るドロップキックが用いられます。

リスタートキック

セブンズでは、リスタートキックのルールが15人制と異なります。トライをしたチームがリスタートキックの権限を与えられるのです。リスタートキックでボールを再び獲得できれば、次もトライできる可能性が高くなります。

シンビン

試合時間が短いセブンズでは、反則行為や不当なプレーを行った際のシンビンの退場時間が短いのも特徴です。シンビンとなった場合、15人制のラグビーは10分間の退場となりますが、セブンズでは2分間の退場処分となります。なお、危険行為とみなされるような行為やプレーがあった場合のレッドカードでの退場処分に変わりはありません。

セブンズのルールを理解してもっとラグビーを楽しもう!

セブンズは、オリンピック競技として実施されていることもあって、ますます注目されています。オリンピックでのセブンズを観戦して、ラグビーに興味を持ったという子どもやその保護者の方も多いでしょう。セブンズのルールを理解することで、ラグビーの観戦ももっと楽しむことができ、よりラグビーの魅力に触れることができますよ。ぜひ参考にしてください。


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