【小学生・中学生向け簡単解説】ラグビーのパスの種類とルール
ラグビーワールドカップフランス大会開催とともに、ますます注目されているラグビー。小学生や中学生の間でも、ラグビーに興味を持つ子どもが増えています。
本記事では、そんな小学生や中学生とその保護者に向けてラグビーのパスについて簡単に解説します。ラグビーのパスの方法やルール、さらに失敗しないためのコツなどをわかりやすくまとめましたので参考にしてください。
目次
ラグビーにおけるパスの役割と重要性
ラグビーにおけるパスの役割は、ボールをつなぎながら点がとれる位置まで運ぶことです。ラグビーでは走りながらパスを行うため、走っているときにも相手や味方がどの位置にいあるのかを常に把握しておかなければいけません。また、味方へのパスは受け取りやすさを意識することはもちろん、得点につながる位置にボールをパスすることも大変重要です。さらにパスを失敗すると相手のボールになってしまうケースが多いため、しっかりと連携をとりながら行うことも大切といえます。
ラグビーのパスの基本ルールでは、ボールより前でプレーしてはいけないと定められています。そのためパスをする場合は、自分の横か後方にパスを出すのが基本です。前方にパスしてしまった場合は「スローフォワード」と呼ばれる反則になり、相手ボールのスクラムから再度試合を行わなければならないので注意しましょう。
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ラグビーのパスは4種類ある
次に、ラグビーのパスの種類についてみていきましょう。ラグビーのパスには「スクリューパス」「ストレートパス」「オフロードパス」「キックパス」の4種類があります。
スクリューパス
スクリューパスは、ボールをスクリューのように回転させながら行うパスのことを指します。回転させることで、スピードがつくだけでなく飛距離も伸ばしやすいのが特徴です。比較的遠い場所にいる味方選手にパスする際に用いられます。
ただし、キレイなスクリュー回転をかけて正確なパスを出すには、かなりの練習が必要になるでしょう。
ストレートパス
ストレートパスは、回転をかけずに出すパスのことです。スクリューパスよりも近い場所にいる味方選手へのパスに用いられます。
回転をかける必要はありませんが、キャッチする側が受け取りやすいとされるパスです。ストレートパスを成功させるには、味方選手と連携をとりながら取りやすい位置にパスに出すトレーニングが必要です。
オフロードパス
オフロードパスは、相手からタックルを受けている最中に出されるパスを意味しています。タックルを受けながらパスを行うため、難易度の高いパスであること、さらにタックルに耐えられる力強さと相手の位置を把握する力も求められます。
また、パスを受ける味方もボールが投げられる位置に素早く移動する瞬発力が必要です。
キックパス
キックパスは、よりボールを相手陣地に進めたい際に用いるパスです。キックしたボールに触れられるのは、キッカーより後ろにいた味方選手のみになります。
キックパス時に前にいた味方選手がボールに触れてしまった場合には、サッカーと同じくオフサイドの反則行為になるので注意しましょう。
日本テレビ運営のドリームコーチングでは、ラグビーをはじめ、さまざまなスポーツの個人レッスンを展開しています。
パスの技術を重点的に磨きたい方はぜひドリームコーチングの個別指導をご検討ください。
パスの失敗を防ぐためにできること
ラグビーのパスは、サッカーやバスケットなど、ほかの球技にはない“自分より前にパスしてはいけない”というルールがあります。ここからは、そんなラグビーのパスを失敗しないために心がけたいことについてご紹介します。
基礎練習や味方選手との反復練習をしっかり行う
ラグビーのパスを成功させるには、普段から基礎練習をしっかり行うことが大切です。パスを出す練習はもちろん、ボールをしっかりと受け取ることもラグビーには重要なポイントになります。パス&キャッチの基礎練習を行うのはもちろん、回転がかかったパスやスピードのあるパスをキャッチすることにも慣れておくようにしましょう。
そして、パスを成功させるためには、味方選手との練習も大切です。同じパスでも一人ひとり個性があります。パスがどのように飛んでくるのか、どんなときにパスをしやすいのか、どの方向に出しにくいのかなど、選手一人ひとりのパスの特徴を理解するには、反復練習が欠かせません。
味方選手と反復練習を行い、何度もパス練習を行いながら、味方が取りやすいパスの角度や距離についても把握し、試合中にパスがつながるように努力しましょう。
試合を想定した動きとパスを練習する
複数人でパスの練習を行う際には、単にパスの練習だけでなく、試合の動きを想定しながら練習しましょう。試合中想定されるさまざまな動きを交えながらパス練習をすることで、試合のときにパスミスが少なくなります。
動きながらのパス練習は、ワールドラグビーの研修・学習ウェブサイト「World Rugby Passport」でも紹介されている「タッチザコーン」や「長方形ドリル」がおすすめです。World Rugby Passportでは、他にもラグビーの練習方法が紹介されているので参考にしてみるといいですね。
パスの練習中のコミュニケーション
ラグビーは団体競技のため、それぞれの選手としっかりとコミュニケーションをとりながら試合を進めることも大切です。ラグビーの試合中には、選手同士が声かけを行っているシーンも頻繁に見られます。試合中だけでなく、練習中も声だしをしながらコミュニケーションを測りましょう。
パスのシーンでは、ボールを出す側と受け取る側の呼吸を合わせることもポイントになります。パスの練習中も声を出したり相手に合図を送るなどして、しっかりとコミュニケーションを行い、試合で生かせるよう日々トレーニングを重ねましょう。
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ラグビーの個別指導を受けるのもパスのスキル向上におすすめ
ラグビーのパスの技術を磨きたいという方は、個人指導を選ぶのもひとつの手です。ここからは、ドリームコーチングに所属しているラグビーのコーチについて紹介します。
東芝 ブレイブルーパス東京コーチ
「東芝 ブレイブルーパス東京」に所属しているスタッフや元トップ選手から個別指導を受けられます。レッスン場所は「東芝 ブレイブルーパス東京」が実際に使用している東芝グラウンドです。
レッスンは、最新のコーチングに基づき、小学生や中学生などの初心者からプロを目指す大学生まで、幅広いレベルに対応しています。小学生高学年から中学生を対象としたラグビーのアカデミーも展開しており、子どもの指導を得意としているのも魅力です。
個別でしっかりと指導を受けたい方、将来トップ選手を目指したい方にぴったりなレッスンを行っています。
【東芝 ブレイブルーパス東京 コーチ】ラグビー リーグワン |【日テレ運営】マンツーマンのスポーツ指導教室ならドリームコーチング
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猪村 優仁コーチ
「猪村 優仁コーチ」は、小学校1年生から約20年間ラグビーに携わってきたコーチです。全国優勝も経験しており、自身の体験を踏まえたうえでさまざまなアドバイスを行っています。現在では「浦安D-Rocksアカデミー」や「法政大学」のラグビー部でもコーチとして活躍。ビデオレビューでのコーチングも行っています。
技術や知識について細かい指導を行っていることはもちろん、楽しくラグビーを学べると評判のコーチです。
【猪村 優仁 コーチ】元トップリーガー |【日テレ運営】マンツーマンのスポーツ指導教室ならドリームコーチング
倉石 佳奈コーチ
「倉石 佳奈コーチ」は、元タッチラグビーの日本代表選手です。タッチラグビーは、通常のラグビーとは違いスクラムやタックルがないことが特徴。タッチラグビーのワールドカップ出場経験があるだけでなく、現在もワールドカップ出場に向けて活動しているコーチです。
タッチラグビーの学校訪問授業などのほか、個人やチームへの指導も実施。ラグビーのパスやキックなどの基礎の指導も行っています。また、タッチラグビー以外に、45種目以上の経験があり、ラグビーを通してスポーツ全般の能力を伸ばしたいという方にもおすすめのコーチです。
【倉石 佳奈 コーチ】元タッチラグビー日本代表 |【日テレ運営】マンツーマンのスポーツ指導教室ならドリームコーチング
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ラグビーの基本!パスを習得してチームに貢献しよう
ラグビーのパスは、基本の動作でありながら、ルールも多く日々の練習が大切です。また、パスをもっと上手になりたい方は、小学生や中学生を対象とした個別指導を受けてみるのも良いでしょう。日ごろからパスの練習を欠かさないことはもちろん、チームメイトとしっかりとコミュニケーションをとりながら、チームに貢献できるようなパスを目指しましょう。