【バスケコーチが教えるドリブルが上手くなる方法】ミニバス・バスケ上達のコツと家でできるドリブル練習

【バスケコーチが教えるドリブルが上手くなる方法】ミニバス・バスケ上達のコツと家でできるドリブル練習

バスケットボールの試合中に、ゴールに向かって突き進んだり相手のディフェンスをかいくぐったりなど、大切な役割を果たすドリブル。ドリブルはボールをつくところに強さと速さが加わることで、試合を左右するプレーになります。本記事では、プロのバスケコーチに伺ったドリブルのコツや練習方法について解説します。

今回はバスケットボール部に所属する中学生が、インカレ3連覇のチームに所属していたコーチにバスケの個別指導を受けました。リバウンドやディフェンス、ハンドリング、レイアップシュートのポイントについても伺っているので、ぜひ一緒にチェックしてみてください。

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ドリブルが苦手な子にありがちなプレーとは

【バスケコーチが教えるドリブルが上手くなる方法】ミニバス・バスケ上達のコツと家でできるドリブル練習

ドリブルが苦手な子に共通するのは以下の4つです。

  • スピード調整ができない
  • 手だけでドリブルをしている
  • 姿勢が高く床から手が遠い
  • 目線がボールしか見ていない

ひとつずつ説明します。

スピード調整ができない

バスケやミニバスケの練習中や試合中は、ドリブルをしながら相手の守備(ディフェンス)を突破する必要が出てきます。ドリブルが苦手な子は、相手を突破するときに突然ドリブルが大きくなりすぎたり、止まらなくなったりするなど、スピードをコントロールするのが難しいようです。

手だけでドリブルをしている

ドリブルが苦手な子は、手や手首だけでドリブルをしてしまいます。一見ちゃんとドリブルしているようでも、手や手首だと細かく、弱いドリブルになってしまうほかに、ディフェンスからボールを取られやすい傾向にあります。

姿勢が高く床から手が遠い

ドリブルが苦手な子にありがちなのが、ドリブルする姿勢が高く、床から手が遠いことです。姿勢が高いと、ドリブルの際にボールの打ち方が手や手首を使いがちになり、弱いドリブルになってしまいます。

目線がボールしか見ていない

目線がドリブルしているボールだけを追ってしまうことも、ドリブルが苦手な子にありがちな行動です。ドリブルだけに集中してしまうと、味方にパスを送ったり、ディフェンスをかいくぐったりするなどの行動ができなくなります。

バスケコーチが教える!ドリブル上達のコツ

【バスケコーチが教えるドリブルが上手くなる方法】ミニバス・バスケ上達のコツと家でできるドリブル練習

ここからは、バスケ部中学生女子3名がドリブル練習の指導を受けた様子を通して、ドリブル上達のコツを見ていきましょう。

指導を担当したのは、村田一馬(むらたかずま)コーチです。村田コーチは小学校1年生からバスケットボールをはじめ、大学卒業までバスケットボール部に所属していました。中学生では県の選抜メンバーに選ばれたことや、大学ではインカレ3連覇のチームに所属し活躍をされていました。

まず、村田コーチが子どもたちに質問したのが、「ドリブルはどうしたらいいと言われている?」
この答えは、「強くすること」なのだそうです。子どもたちも正解していました。

では、なぜ強いドリブルが良いのでしょうか?村田コーチによれば、強く、そして速いドリブルは手にボールが付く時間が長く、ディフェンスがカットしづらい、とのこと。逆にドリブルが弱いと、手に付くよりもボールが空中にいる時間が長いため、相手にボールをカットされやすいのだそうです。

ドリブルを上達させるために「強く速いドリブル」を練習することが良いことを村田コーチは教えてくれました。

強いドリブルの練習方法

【バスケコーチが教えるドリブルが上手くなる方法】ミニバス・バスケ上達のコツと家でできるドリブル練習

ここからは、子どもたちが村田コーチに強いドリブルの練習方法を指導してもらった様子を見ていきましょう。

強いドリブルの練習方法は、1回ボールをついた後に、なるべく天井に向かってバーンと強く跳ねさせることです。ボールを高く跳ねさせるコツは、手だけではなく、肩を押し込むように入れること。村田コーチは、パワーポジションを取りながら高い位置、低い位置でのドリブルをして、子どもたちに強いドリブルを体で覚えるように指導してくれました。

パワーポジションとは、バスケットボールで大切な姿勢のことで、メリハリのある動きをするための準備の姿勢です。パワーポジションでは、両足を肩幅に開いて腰を落とし、重心をおへそのあたりに置きます。

村田コーチは、パワーポジションを取りながら強いドリブルをする方法を繰り返し指導しながら、ドリブルだけではなく、ドリブルの際の姿勢の大切さも教えてくれていました。

スキップしながら強くドリブル

【バスケコーチが教えるドリブルが上手くなる方法】ミニバス・バスケ上達のコツと家でできるドリブル練習

次の強いドリブル練習は、スキップをしながら行う方法です。村田コーチによれば、スキップをしながらのドリブルは、リズムを体に覚えさせるためなのだそうです。

バスケットボールで大切なのは、相手のリズムを崩すこと。一定のリズムを刻んでドリブルしながら、突然リズムを変えることで相手が崩れてディフェンスを突破しやすくなります。

スキップしながらのドリブル練習で村田コーチが子どもたちに伝えたのが「イライラをボールにぶつけていいよ」ということ。

村田コーチは指導中に、思わずクスっとするようなコメントを挟みながら、子どもたちの心をほぐしてくれます。

レッグスルー

村田コーチによる3つめのドリブル練習は、「レッグスルー」と呼ばれる練習方法です。レッグスルーは、脚の間にボールを通しながら行うドリブルのことで、レッグスルーをしながらボールの持ち手を変えてみたり、方向を変えてみたりして、ディフェンスをかわしていきます。

レッグスルーは一見すると難易度が高そうですが、村田コーチは「脚の間を通さなくては」と思うことでボールが引っかかりやすいことを子どもたちに説明し、普通にドリブルをしている状態で脚を前に出すことで勝手にボールが反対側に出る方法を指導してくれました。


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ドリブルの上達に欠かせない!ハンドリングの練習

【バスケコーチが教えるドリブルが上手くなる方法】ミニバス・バスケ上達のコツと家でできるドリブル練習

ドリブルを上達させるのに欠かせないのが「ハンドリング」です。ハンドリング技術を磨くことで、バスケットボールのコントロールが上手になります。ハンドリングの練習を積極的に取り入れてドリブル上手になりましょう。

ハンドリングは、ボールを胸の前で左右にタップする基本の練習が上達のカギになります。バスケットボールを始めたころによく行うこのハンドリング練習を、しっかり家でもやっておきましょう。ハンドリングについては以下の記事も参考になるので、ぜひチェックしてみてください。

関連記事:バスケコーチが教える!自宅でできるハンドリング練習方法とバスケ上達にはハンドリングが欠かせない理由

バスケの個別レッスンは丁寧な指導でビフォーアフターもわかりやすい!

今回の村田コーチによるドリブル練習は、まず「なぜ強いドリブルが必要か」の答えを明確にしてから練習に入る流れでした。

村田コーチのコツをしっかりとおさえた指導方法は、選手として長年バスケットボールをしてきた経験が反映されています。村田コーチは、バスケットボールについての多くのことをビデオや雑誌を読んで独学で学んできました。

独学でバスケットボールを習得してきたからこそ、「わからない人やできない人の気持ちがよくわかる」と話す村田コーチ。わからないことが多くあったことで、バスケットボールを習いに来る人の疑問に寄り添って、丁寧にアドバイスするよう心掛けているそうです。

今回の練習中に印象に残ったのが、毎回休憩後に復習が行われること。休憩前に行った練習のテーマの中で大切なことは?の質問に対して子どもたちが答え、合っていればコーチが「そう!」と言ってくれます。

子どもたちのコメントや回答に対して、コーチによるリアクションが即座にあり、練習中も「いいね!」「そう!」と言ったコーチからの言葉に、子どもたちは褒められる嬉しさや安心を感じ取ったようです。

また、子どもたちが難しく感じるところは、その場で直してくれる指導も入るため、子どもたちはビフォーアフターがわかりやすいのも印象的でした。

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バスケのドリブルは強さが大事!ドリブルのコツは経験者の指導が習得の近道

バスケットボールの試合中、相手のディフェンスをかいくぐったり惑わしたりするのに重要なドリブル。ただ、ドリブルの知識はあっても実際に体感しないと身につきにくいですよね。今回、ドリブルの個別指導を受けた子どもたちは、コーチによるコツがわかるレッスンで、強いドリブル方法を習得しました。

バスケットボールの経験者に教えてもらうことは、バスケットボール初心者はもちろん、経験者にとっても自分のクセを見直し、今よりさらに効率的にスキルアップできる近道かもしれません。


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