バタフライ初心者・小学生向け。バタフライの泳ぎ方とキックのコツ!みるみる上達する練習方法・トレーニング方法
スイミング・水泳は人気の習い事、スポーツです。子どもも大人も練習を重ねるうちに基礎的な泳法をマスターし、水泳が上達してくると泳法もレベルアップして、やがて上級レベルのバタフライの練習がはじまります。バタフライではドルフィンキックが必要で、両腕・両足をタイミングよく動かさなければいけないため、習得がとても難しくなります。
そこで今回は、バタフライの習得に悩んでいる小学生のお子さんとその保護者様、もちろん大人の方でも泳法や練習方法を知りたい方に参考にしていただけるよう、バタフライの泳ぎ方とキックのコツをご紹介します。ドリームコーチングの現役コーチに聞いた、自宅でできるバタフライのトレーニングのコツをぜひチェックしてみてください。
詳しい泳ぎ方を知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
バタフライ初心者・小学生向け。バタフライの泳ぎ方とキックのコツ!みるみる上達する練習方法・トレーニング方法
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目次
バタフライをくわしく解説!
バタフライは、両腕を回すように動かし、同時に両足を揃えて上下に動かす泳法です。両腕をかく間に、両足で2回のドルフィンキックを行うため、リズムよく腕や脚を動かすことが重要!基礎泳法であるクロールや平泳ぎが習得できたら、応用編としてバタフライを習うことができます。なお、バタフライは両腕を同時に大きく動かすため、肩まわり・背中上部の筋肉が特に必要です。
スイミングスクールでは、年齢にとらわれず、一人ひとりのレベルに応じて4大泳法の習得を目指します。
現役コーチが教えるバタフライのコツ
続いて、バタフライのコツに関するアンケート結果をご紹介します!
- キックで水面を叩かない
- 頭の中でリズムを数えながらその動作に合わせる
- 手と足のタイミングを習得する
- 胸と腰の動きを連動させる
- タイミング、姿勢
- タイミング、うねり方
- うねることで体を楽に上げることができる
- 公園にあるシーソーのようなタイミングの取り方
- しっかり水を押すこと
- 腹圧が抜けないようにする。上下動を少なくする
- キックとプルで体を持ち上げる
- 体力がないと難しいため、まずは最低限の体力をつける
このように、バタフライのコツは、手と足のタイミング、姿勢維持、うねり方にあるとの回答が多くあげられました。また、バタフライのコツを次のように解説してくれたコーチもいます。バタフライの練習をするときに、ぜひ参考にしてみてください。
①前で待つこと
手が入水したときにすぐに水をかくのではなく、手を前方で伸ばした状態で2〜3秒待ってからかきましょう。そのときに、お腹を伸ばすことがポイントです。すぐに水をかいてしまうと体重移動ができないため、リズムが崩れやすくなります。
②足が水の上に出てから、水をかく
第1キックと同時に、しっかり頭を深いところに入れることが大切です。頭をしっかり入れると自然に水の上に足が上がってくるので、それから水をかきましょう。足が上がる前にかいてしまうと、キックとプルのタイミングが合わなくなるため、慌てずに足が出てから水をかくことを繰り返し体に覚えさせましょう。
③呼吸のときは、できるだけ水をかき終わるタイミングで顔を上げて呼吸をする
手が前にあるときに顔を上げると、下半身が下がったり体が立ったりしてしまうので、できるだけ水を後ろにかいていくところで顔を上げましょう。
④呼吸をしたらすぐに顔をしまう
呼吸時間が長ければ長いほど、水平姿勢をキープすることが難しくなり、足も下がってしまいます。呼吸で顔を上げたらすぐに水中に顔をしまいましょう。呼吸は1秒以内が目安です。
現役コーチが教えるバタフライの自宅トレーニング
ドリームコーチングの現役コーチに行ったアンケートによると、水泳が苦手な子どもには以下のような特徴があるそうです。
このアンケート結果から、水泳の上達には息継ぎと姿勢の維持が重要であることがわかります。水泳の上達スピードを上げるには、スイミングスクール以外でのトレーニングが重要です。ここでは、自宅で行えるバタフライのトレーニング方法をご紹介しましょう。
まずはイメージトレーニング!
子どもの想像力は豊かで、スポーツの上達にも影響を及ぼします。子どもが「自分にはバタフライはできない…」というマイナスのイメージを持っている場合、上達の妨げになってしまうことがあります。
スポーツの上達には「自分はできる!」とプラスに考えることが重要なため、保護者は「大丈夫だよ!練習すればできるよ」という声掛けをしてあげるといいですね。
次に、実際にバタフライをしている姿を録画しましょう。撮影した動画を繰り返し見ることで、正しい姿勢とどこがどう違うのかを確認することができます。動画を参考にして、正しい姿勢でバタフライをしている自分を繰り返しイメージしましょう。鏡の前で自分のフォームを確認しながら、正しい姿勢を習得していく方法も効果的です。
コーチがバタフライのコツとして考えている「手と足のタイミング」をイメージすることも上達への近道となります。
現役コーチが教える小学生向けバタフライの練習方法
ドリームコーチングの水泳のコーチに、「小学生向けのレッスンを行う際に推奨しているバタフライの練習方法は?」というアンケートを取りました。その回答は以下の通りです。
- けのび→足→手(島谷康弘コーチ)
- けのびからのドルフィンキック→板キック→片手練習→スイム(加藤ゆかコーチ)
- けのびの練習。腹圧が抜けないようにキックを打つ。(島谷康弘コーチ)
- キックの習得→呼吸なしのバタフライ→呼吸ありのバタフライ(2回に1回呼吸を推奨。毎回は疲れるため)(小林美奈コーチ)
- キックの打ち方→手の動かし方→手と足のタイミング(森田智己コーチ)
- キック→片手→両手(松本弥生コーチ)
- キック→手のかき→タイミング→手の戻し→スイム(佐藤茂則コーチ)
- 前方への水中ジャンプからのストリームライン→ドルフィンキック×平泳ぎ→片手バタフライ→両手バタフライ
- うねり方→ドルフィンキック→片手バタフライ→スタンドストローク→バタフライ(岩永文幸コーチ)
- うねること、手と足のタイミングの取り方(1ストロークで2キック)(伊藤健太コーチ)
- うねりの練習→うねりに手をつけてタイミングの練習→そこにキックを入れてタイミングの練習→呼吸もつけてバタフライ(友常彩紀コーチ)
コーチによって教え方はさまざまですが、小学生にバタフライを教えるとき、まずけのびの姿勢を維持すること→キックの仕方→手の動きの順番で教えているコーチが多いようです。
小学生もできるトレーニング
実際に体を使ったトレーニングとしては、バタフライでは基礎体力をつけることや、姿勢を維持することが必要になってくるため、体幹を鍛えることを推奨しているコーチが多いこともわかりました。
ここで、小学生でも簡単にできる体幹トレーニングの「ダイアゴナル」という方法をご紹介します。ダイアゴナルとは、正しい姿勢を保つ能力を高める基礎的な体幹トレーニングです。
- 四つん這いの状態になり、手は肩の真下、膝は腰の真下につきます。
- 対角になる片腕・片足を上げて、手先から足先までを一直線にします。
- 手足と背中が同じ高さになっているのを確認して5〜10秒キープします。
- 手足をゆっくりとおろし、反対側も同様に行いましょう。
ダイアゴナルトレーニングは、慣れていないうちはキツいと感じるかもしれません。
体幹トレーニングは継続することが重要なため、無理せずお子さんのペースで進めていきましょう。
体幹トレーニングのほかにも、肩や全身のストレッチを行い、体を柔らかくし関節が動く領域を広げることもバタフライ上達への近道となるようです。
小学生の場合何歳からバタフライは習得できる?
ドリームコーチンゴコーチのアンケートによると、バタフライの習得が可能な年齢はコーチによってそれぞれ考え方や意見にばらつきがありました。
【バタフライは子どもの場合何歳ぐらいで習得可能でしょうか?】
- 4~5歳
- 5~6歳
- 8歳ぐらい
- 10歳前後
- 小学校高学年
- 指示が理解できる年齢
早い子どもでは4〜5歳、10歳前後と考えるコーチもいて、バタフライの習得は個人差があることがわかります。
水泳を上達させたいならプロに相談!
バタフライは、習得が特に難しい泳法です。学校の授業や個人での練習で泳げるようになるには、時間も労力もかかります。より早くバタフライを習得したい方は、今回ご紹介した練習法やコツを参考にしてトレーニングしてみてくださいね。なお、今回実施したアンケートによると、個別レッスンでは3〜4回ほどで成果を感じてもらえることが多いとコーチから回答がありました。より早くバタフライを習得したい方はぜひドリームコーチングの個別指導をご検討ください。
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