マット運動が苦手な小学生必見!前転のコツ・後転のコツ
小学生になると体育の時間にマット運動がありますが、技が上手くできず苦手意識を持つ子どももいます。
この記事では体操日本代表としてオリンピック出場経験があるプロコーチから、前転と後転のコツを個人指導の中で伺いました。個人指導ではお子さんが学ぶだけではなく、親も正しいサポートの仕方を学べますよ。
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アスリートやプロのコーチから個別で指導が受けられます。
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目次
前転を個別指導でプロのコーチが伝授!
今回、個別指導をしてくれたのは、体操日本代表としてオリンピック出場経験がある大島杏子コーチ。大島コーチの指導モットーは、
「できない」ではなく、「まずやってみる!!」
です。諦めずに何にでも挑戦することや、体を動かす楽しさを教えていきたいと話すコーチのレッスンを受けると、マット運動の苦手意識を克服できそうですね。
まずは、前転の練習からスタートです。
前転の基本の流れを覚えておこう
前転ができるようになるためには、基本の流れを知ることが大切なのだとか。直接指導が受けられる個人レッスンでは、プロコーチの基本をおさえたきれいな前転の見本を見ることで、理想の前転を子どもの頭にインプットします。
【前転の基本のやり方】
- マットの上でしゃがんで、手のひらを体の前で広げます。
- 足の少し前に手をつきます。
- お尻を高く上げ、頭を床につけます。
- 足で床を蹴り、背中を床につき回転します。
- 足を地面につき、立ち上がります。
前転は頭のつき方が最大のポイント!
個人練習を受けた小学一年生のあんなちゃんは、自己流で前転はできるけど回る方向がズレてしまう傾向がありました。これを見たコーチからの指導は、「後頭部をマットにつくこと」でした。
あんなちゃんの例だけに限らず、前転では床につく頭の位置がポイントになるそうです。例えば、頭頂部をマットにつけると、横に倒れたり左右にズレたりすることで、痛い思いをすることがあります。小学生で痛い経験をすると、マット運動が怖いと感じてずっと苦手意識を持つこともあるそうなので、最初に正しい頭のつき方を覚えるようにしましょう。
今回の個人練習では、床につく頭の位置以外にも、前転のコツやポイントをコーチからアドバイスいただきました。指導を受けた後には、これまで前転がズレてしまうことが多かったあんなちゃんも、安定して回れるように!横で見ていたお母さんも「コツを掴むことで、再現性が上がった」と、個人指導の効果を感じられたようです。
後転を個別指導でプロのコーチが伝授!
前転同様に、後転も基本の方法を理解するところからはじめましょう。最初に正しい方法を知っておくと、後転成功への道がスムーズです。
【後転の基本のやり方】
- マットの上でしゃがんで、手を耳の横にスタンバイ。
- 後ろに倒れてマットに手をつきます。
- 手で床を押して回転します。
- 足を床につき、立ち上がります。
これまで何度も後転にチャレンジしたけどうまく後転できない子も、基本を学ぶことからはじめてみましょう。
姿勢作りがキーポイント
大島コーチによると、後転成功へのコツは、まずは姿勢作りだそうです。
- 回る前
- 回転中
- 回った後
どのポイントでも、正しい姿勢を意識することが大切です。
個人指導では、小学1年生のあんなちゃんにも伝わりやすいよう「うさぎの耳のように」「だるまさんみたいに」「カタカナのヒの形」など、イメージしやすい言葉と実践を交え正しい姿勢を身につけていきます。回転がまだ難しい段階では、コロコロと前後に転がる練習からはじめます。
横で見ていたあんなちゃんのお母さんは、「フォームと体の動かし方のイメージをつかむことが大事そう」と感じられたそうです。親も見学できる個人指導では、コーチが教えてくれたことを保護者の方が覚えて、自宅での自主練習に役立てることができます。
1度の練習だけでなく、子どもが苦手とするポイントを繰り返し家でも練習できるように指導してもらえるところも、個人指導のメリットですね。
後転を克服するための練習方法
繰り返し練習して基本の姿勢ができるようになってきたら、後ろに回転する練習を行っていきます。はじめは、マットで緩やかな下り坂を作って練習すると、後ろに回りやすくコツが掴みやすいそうです。
緩やかな下り坂のマットで後転ができるようになってきたら、いよいよ平らなマットの上で後転の練習をしていきます。スピードがなければ回れないことを体感し、後転で回り切る感覚を掴みます。
はじめて後転に挑戦した小学1年生のあんなちゃんは、大島コーチの個人指導で初日にして2回に1回は後転に成功できるようになりました。練習を積むことで、100%成功する後転もすぐに習得できそうですね。さらに開脚前転や側転など、ステップアップしたマット運動も個人練習では習うことができます。1回だけでなく2回3回と続けて受講すると、よりマット運動が好きになれるでしょう。
関連記事:【マット運動】小学生必見!プロが教える開脚前転のコツ・開脚後転のコツ
前転・後転を克服するためには柔軟性を高めることも吉
マット運動では、各種目のコツを知ることが大切です。それと同じくらい「柔軟性を高めることがマット運動全体を通して重要」と大島コーチは話します。体が硬いと、背中が丸めにくかったり足を開きにくかったりして、マット運動で体を傷めてしまうこともあります。ケガをしないためにも、柔軟性を高めておくと良いでしょう。
ストレッチは各家庭でも毎日実施しやすいものです。お風呂上りや就寝前の習慣にストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。
前転や後転ができないのはなぜ?
マット運動の基本となる前転や後転ができないと、マット運動そのものを敬遠するきっかけになってしまうことがあります。最後に、前転や後転ができない理由を解説します。
正しい前転・後転のやり方を知らない
基本のコツを知らないことが前転・後転ができない理由のひとつです。
やりがちな前転・後転のNG例には、次のようなものが挙げられます。
- 手の位置が遠い
- お尻の位置が低い、足が伸びている
- スピードが足りない
- リズムが良くない
- 前転での頭のつく位置
小学生のお子さんの前転や後転を横から観察し、NG例のようになっていないかチェックしてみてください。
マット運動に苦手意識がある
運動に限らず勉強や音楽などでも、不得意なことをするときは緊張しませんか?前転や後転ができない子にとって、学校の授業中に人前でマット運動を行うことは緊張して当たり前。
緊張すればするほど体はガチガチになってしまい、マット運動がうまくできず、失敗してさらに緊張してしまいます。この悪循環により、マット運動への苦手意識が芽生えてしまうことがあります。
一度持った苦手意識は、簡単にはなくならないものです。苦手意識の払拭には、成功体験が重要です。教えるプロであるコーチから指導を受けることで、前転や後転のコツを掴み、緊張せずにマット運動ができるようになります。苦手なポイントをおさえ、個々に合った指導を行う個人レッスンは上達も早く、できない前転や後転の克服に特におすすめです。
関連記事:体育の授業が苦手・嫌いな子どもにスポーツを楽しんでもらうためのコツ
コツを知ることが、前転・後転習得の近道
感覚で前転や後転のマット運動を練習するよりも、コツをおさえて練習すれば、再現性が高くなります。プロコーチからの個々の能力や成長段階に合った指導は、「私もできる!」という成功体験へとつながります。マット運動が苦手、怖いといった小学生のお子さんは、マット運動への苦手意識を払拭し自信をつけるために、プロコーチの指導を受けてみてはいかがでしょうか。
日本テレビ運営のドリームコーチングでは、マット運動以外にも、跳び箱や鉄棒、アクロバットなど体操競技のレッスンを用意しています。
個別スキルを伸ばしたい方、また苦手を克服したいお子さんに、個人指導はおすすめです。
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