【跳び箱】台上前転が怖い小学生の子必見!上達するための練習方法

【跳び箱】台上前転が怖い小学生の子必見!上達するための練習方法

本記事は「跳び箱の台上前転をマスターしたい!」という小学生のお子さんを持つ方に向けた記事です。

小学生が跳び箱の授業で行う技のひとつ台上前転は、開脚跳びや抱え込み跳びと比較すると難しいと感じていたり苦手意識を持っていたりする子どもも多いようです。そんなお子さんを持つ方に向け、今回プロのコーチに伺った台上前転が上達する練習方法をご紹介します。

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台上前転とは?

【跳び箱】台上前転が怖い小学生の子必見!上達するための練習方法

小学生が体育の授業で習う跳び箱の跳び方はいくつか種類がありますが、台上前転はその中のひとつ。台上前転とはその文字通り、台(跳び箱)の上で前転を行う跳び方のことをいいます。

「難易度が高そう」と思われる方もいるかもしれませんが、小学校だけでなく幼稚園で台上前転の練習を実施しているところもあり、しっかりポイントを押さえて練習を行えば小さなお子さんをはじめ誰でも上手に跳べるようになります。

台上前転の基本的なやり方

台上前転のコツや練習方法を紹介する前に、まずは基本的な動作の流れを確認しておきましょう。台上前転は次の5つの動作で構成されています。

  1. 助走をしてロイター板を両足で踏み込む
  2. 跳び箱の手前に手をつく
  3. お尻を高く上げる
  4. 跳び箱の上で体を丸めゆっくりと前転をする
  5. 着地をする

一見難しそうに感じる台上前転ですが、このようにして見てみると動作自体はシンプルなもので構成されていることが伺えますね。実際、台上前転は小学校の跳び箱の授業において、開脚跳びや抱え込み跳びに次いで積極的に指導が行われている跳び方でもあります。そのため、小学生の間にマスターしておきたい跳び方のひとつといえるでしょう。

跳び箱の跳び方については次の記事も参考になります。ぜひチェックしてみてください。

関連記事:【元体操五輪代表インタビュー】跳び箱の練習方法とキレイに跳ぶコツ!

関連記事:小学生でマスターしたい跳び箱の跳び方!全8種類をご紹介

台上前転が苦手になる理由について

台上前転が苦手になる理由について、元体操日本代表である大島杏子コーチに伺ってみたところ「落ちたら痛そう…」「高いところで前転するなんて怖い…」といった恐怖心や不安感によるものがほとんどだと話します。台上前転は、レベル的には小学校4年生ぐらいの子どもが行うものだそう。

しかし、4年生ともなると小学校で使用する跳び箱では回転に必要な長さが足りず、最後体が台上から落ちるような形で着地となるため怖いというイメージに繋がってしまう子どもが多いようです。

また、踏み切るときのジャンプが足りずに頭の頭頂部で着地してしまうと、回転時に体が安定せず左右に傾きやすくなります。そうなると跳び箱から落ちてしまう危険性も。その経験がトラウマのようになってしまい、恐怖心を拭えずにいる子どももいるようです。

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プロのコーチが教える!台上前転のコツと練習方法

恐怖心や不安感を抱えたまま台上前転を行おうとすると、体が引けてしまいしっかり前転できずに台から落ちたり、また着地に失敗したりと危険を伴う恐れがあります。

では、どのような練習を行えば恐怖心に打ち勝ち、台上前転をマスターできるようになるのでしょうか。大島コーチにおすすめの練習方法について伺ってみました。

まずは前転の基本をしっかり押さえる

【跳び箱】台上前転が怖い小学生の子必見!上達するための練習方法

台上前転をマスターするには、基本の前転を正しく行えることが大前提。まずはマットや布団の上でお子さんに前転を行ってもらい、フォームを確認してみてください。バタンと勢いよく背中で着地していたり、まっすぐではなく横に転がってしまったりはしていないでしょうか。

大島コーチによると前転で最も大切なポイントは、頭の後頭部をマットにしっかりつけることだそうです。頭頂部から頭をつけた場合、体が浮き上がってしまいうまく背中が丸められずにバタンと倒れてしまうケースが多く、恐怖心を抱く原因となることも。

そのため、後頭部をマットにしっかりつけ、おへそを見るように意識しながら背中を丸めるようにしましょう。

台上前転の実践練習は段階的に

【跳び箱】台上前転が怖い小学生の子必見!上達するための練習方法

布団やマットの上で前転がしっかりできるようになったら、次は台上で前転する練習へと移りましょう。大島コーチおすすめの練習方法は次の2ステップです。

  1. 低めのマットを何枚か重ね「1、2、3!」と言いながら3のときに跳び上がって前転をする
  2. 跳び箱の両横にマットを敷き、低めの段数から前転にチャレンジする

ひとつ目のステップでは、まずはいきなり跳び箱で練習をするのではなくマットや布団を数枚重ねて段差を作り、その上で前転の練習を行っていきましょう。

「1、2、3!」と言いながら跳ぶことで、リズム感を身に付ける狙いがあります。リズム良く跳べるとしっかりとロイター版を踏み込めるようになるため、ジャンプ力が足りずに頭頂部から回転してしまうといった事態も防ぎやすくなります。

1が上手くできるようになれば、次の2のステップへ。台上で回る実践練習となりますが、いきなり跳び箱へと移ると恐怖心を持つ子どももいるため、落ちてしまった場合も痛くないように両サイドにマットを敷いて低い段数から練習していきます。

この際、跳び箱の手前部分に頭をつけるよう意識することがポイント。そうすることで回転のための距離をしっかり担保できるため、安定した着地ができるようになります。

また、これらの練習を自宅で行う場合は、走ってきてベッドの上で前転するというように、床よりも高い位置で手をついて後頭部をつけて回る練習をすることがおすすめです。

プロの個別指導を体験!未経験でもできるようになる

台上前転をマスターするためには、プロの手を借りて個別指導を利用してみる方法もあります。今回「個別指導って効果あるの?」という方のため、台上前転をやったことがないという1年生の女の子が実際に個別指導を体験した際の変化や練習中の様子、また保護者の方に伺った感想をご紹介しましょう。

個別指導体験後に見られた変化

今回参加したのは、台上前転をまだ一度もやったことがない1年生の女の子。前転においても我流で回転することはできるものの、まっすぐに回れず曲がってしまうという状態でした。そのため、レッスンではまず前転の基本からスタート。

頭の頭頂部ではなく後頭部をしっかりつけることを意識しながら練習を繰り返すことで、安定して回転できるようになりました。

そして次のステップでは、マットを数枚重ねてその上で前転の練習。数回練習を繰り返し、走ってきて手をつき前転をするという一連の流れが補助なしでスムーズに行えるように。また、跳び箱を使った実践練習においても、1段の高さでサポートがあればきれいに回れるまでになりました。

参加されたお子さんの保護者の方の感想

保護者の方にお子さんが個別指導の体験を受けてみてどうだったかを伺ったところ、動き方をカタカナの形で伝えるなどして、子どもでもわかりやすい表現で教えてくれたことが印象的だったと話されていました。

フォームや手の角度など、細かな部分を口頭で伝えるのはなかなか容易ではありません。ましてや小さなお子さんともなると、より一層難しくなるでしょう。しかし、ドリームコーチングに在籍しているコーチは指導経験が豊富な方ばかり。お子さんがイメージしやすいようにわかりやすい伝え方や表現をしてくれます。

また、お子さんの変化や練習内容については、練習の様子を見ることで手や頭のつく位置、起き上がるときの姿勢やタイミングなどの大切さを感じたというお声をいただきました。お子さんが指導を受けている様子を傍で見ることで、保護者の方も台上前転のポイントやコツを学べます。

自宅でも指導内容を活かした練習に取り組めるため、さらなるステップアップも見込めるでしょう。

台上前転の個別指導を受けてみるのも方法

台上前転は、ポイントを理解し基本がしっかりできれば上手に跳べるようになります。しかし頭では理解できていても、実践してみるとなかなか思うようにいかないお子さんもなかにはいるでしょう。そんなお子さんの場合、単発の個別指導を一度検討してみるのも方法です。

子どもにとっては手や頭のつく位置、前転時や着地の際の姿勢など、自身が体感してみたほうがわかりやすい場合も多いものです。

実際、今回個別指導の体験に参加された女の子も短時間で段階的に練習を進め、たくさんのコツを掴みながら成功を何度も重ねました。短時間で多くの「できた!」を体験できたお子さんは、跳び箱や台上前転の楽しさに気づけただけでなく、やればできるという自信も手に入れたのではないでしょうか。

また今回の練習では、長時間の練習で集中力が持たないときには休憩や水分補給タイムを入れるなどの配慮もなされていました。お子さんのペースに寄り添いながらきめ細やかな指導が受けられる点も、個別指導ならではの醍醐味と言えますね。

台上前転に対する恐怖心を楽しいにシフトしよう

「痛い、怖い」というイメージから、苦手意識を持っている子どもも多い台上前転。しかし恐怖心を克服し苦手だった技を成功させたとき、お子さんは達成感とともに大きな自信を得るでしょう。台上前転をマスターするには、ただやみくもに練習するのではなく、ポイントを押さえて段階的に練習することが大切です。

お子さんの恐怖心を楽しいという気持ちにシフトできるよう、ぜひ今回の内容を参考に練習に取り組んでみてください。


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