勝ちにこだわる「一番病」負けず嫌いを活かして成長の糧に!

勝ちにこだわる「一番病」負けず嫌いを活かして成長の糧に!

「勝ち負けにこだわる気持ちが人一倍強い」そんなお子さんの姿に戸惑ってしまう保護者の方も多いのではないでしょうか。本記事では、一番病の特徴と保護者ができる関わり方のヒントについて解説します。

また、その負けず嫌いを成長につなげるために、運動に打ち込むのもおすすめ!スポーツの個別指導を行っているコーチをご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。


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一番病ってなに?一番病の4つの特徴

勝ちにこだわる「一番病」負けず嫌いを活かして成長の糧に!

一番病とは、一番になることへのこだわりが強く、勝てないとわかると勝負の放棄やかんしゃくを起こしてしまう子どもの様子を指す言葉です。一番病は病名ではなく、漫画家の水木しげるさんが執筆した短編漫画作品のタイトル「一番病」が由来となって生まれた言葉だといわれています。

一番病には具体的にどのような特徴があるのか、一つひとつ見ていきましょう。

勝つことへの執着心が強く、過度な競争心がある

一番病の子どもはスポーツやゲームなどの競争の場において、常に勝つことを追求し、優勝やトップの成績を目指す傾向があります。勝ち負けにこだわる気持ちが極端に強く、ときには過度な競争心を示すことも。「勝つことがすべて」であるため、「勝利のためには手段を選ばない」子も見られます。

例えば、相手が嫌がっていても自分が勝つまでゲームをやめられない場合や、勝つためにズルをしてお友達との間でトラブルを引き起こしてしまうケースもあるようです。

負けることへの耐性が低い

一番病の子どもの特徴のひとつに、負けることに対する苦手意識が非常に強い点があげられます。ほかの子どもたちと競争や勝負をする経験が少なく、負けることに慣れていないといった要因もあるようです。「負けることがこの世の終わり」のように感じられる極端な面を持つため、負けたときは非常に強いストレスを感じることがあるでしょう。

自分に対し、常に「勝つこと」を求めるため、そのプレッシャーや競争のストレスにさらされやすいという一面もあります。それが引き金となって、スポーツやゲームなどの競争の場面でパフォーマンスの低下や、心理的な不調を引き起こすこともあるようです。

他者との比較で自己評価をする傾向がある

一番病の子どもには、自分の成績や能力を常に他者と比較し、自分の優位性を確認しようとする傾向があります。自分自身に勝つことより、他者との競争において勝つことを優先しているため、他者との比較に頼った自己評価をしてしまうことが多いようです。

協調性に欠けるところがある

まだ協調性が十分に育っていないゆえに、自分が勝つことへのこだわりが強すぎてしまうことも考えられます。チームやグループで協力し、同じ目的を達成することよりも、個人の成功に焦点をあてる傾向が強くなりがちです。そのため、協調性が求められるチームプレイや協力関係の構築を行う場面を苦手とする傾向が見られます。

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一番病の子どもへの関わり方について

勝ちにこだわる「一番病」負けず嫌いを活かして成長の糧に!

「負けず嫌い」であることは、決して悪いことではありません。「勝ちたい」という欲求は、人間の成長において欠かすことのできない要素ともいえるでしょう。しかしながら、過度な競争心や「負けるのが嫌だからやらない」「勝てない試合はすぐ諦める」といった極端な思考に陥ってしまうと、本人が苦しむうえに、周囲の人々を振り回してしまうことも。

そんな一番病の子どもに対し、親はどのように関わっていけばよいのでしょうか。声かけやアプローチのヒントを探っていきましょう。

努力した過程を褒める

勝負の場において、勝っても負けても、それまでの「がんばり」に目を向け褒めたたえてみましょう。公立小学校で23年間教師を務め、教育関係の著書も多い教育評論家の親野智可等先生によると、「子どもの『負けたくない。勝ちたい』という気持ちは『がんばりたい』という気持ちと切り離せないものです。勝ち負けにこだわる気持ちを全否定してしまうと、子どもの向上心そのものを否定してしまうことになりかねません」とのこと。

勝ち負けに強いこだわりを持ってしまう子どもの気持ちをしっかりと受け止めながら、その子の努力の過程に目を向けていきましょう。親がその姿勢を見せることで、結果だけでなく、それまでの過程が大切であることを子ども自身が実感できるようになるのではないでしょうか。

感謝の気持ちを伝えることで子どもの自己肯定感を高める

一番病の子どもは他者との比較で自分の優位性を確かめる傾向にあるゆえに、自分の存在を「かけがえのないもの」として認める自己肯定感が低い場合も。そのため「全部ご飯を食べてくれてありがとう!嬉しかったよ!」「〇〇ちゃんが朝から元気にあいさつしてくれて嬉しいな」など、日頃から、子どもに対して感謝の気持ちを伝えることを心がけてみましょう。

子どもは、親から感謝の気持ちを伝えられると、役に立てた喜びや達成感で満たされます。それがおのずと自己肯定感を高めることに繋がり、自分の優位性を勝ち負けではかることが少なくなっていくことが期待できるでしょう。

負けをたくさん経験させる

家庭の中で、子どもに「負け」を経験させる遊びを増やし、「負け」に対する耐性をつけてあげることも有効です。勝つことも負けることもどちらも経験することで、「勝負には勝ち負けがつきものであること」や「次に勝てばいい」といった柔軟な考え方が少しずつ身につきます。

例えば「あっちむいてほい」は、じゃんけんに勝ったほうが勝負に勝つわけではありません。また指さしに負けてしまっても、次から次へと小さな勝負が繰り返されるため、楽しみながら勝ち負けを体験できます。

関連記事:スポーツで子どもを伸ばす親・ダメにする親の特徴とは?

「一番病」にもメリットが!負けず嫌いは向上心のあらわれ

一番病の子どもは、勝ち負けにこだわる気持ちが強い分、一番になるための努力を惜しみません。そのうえ、自分で決めた目標に向かって集中して取り組む力があります。また、もし負けたとしても、そこに対して悔しさや責任を感じられるため、次に向けて改善を図る努力ができることが多いようです。それにより、責任感や自己管理能力が向上することがあります。

「勝つこと」にこだわる気持ちは向上心につながっていくため、その強い気持ちを良い方向に伸ばしていきましょう。


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個別指導でプロから学ぶ!ドリームコーチングのコーチをご紹介

一番病の子どもがスポーツの習い事に打ち込んでいる場合、親がアドバイスするよりも第三者からのアドバイスや指導の方が、納得してくれる場合が多いようです。

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箱根駅伝ランナーから学ぶかけっこのコツ!宍倉健浩コーチ

宍倉健浩コーチは、早稲田大学在学中に箱根駅伝に出場し、チームのシード入りに貢献した元長距離選手です。JR東日本の実業団選手として活躍後、現在は母校である早稲田実業高校の外部コーチとして後輩の指導にあたっています。

宍倉コーチのレッスンは、ご自身の経験やスポーツ科学の知識を活かし、すべてのスポーツの基礎となるトレーニングを行うのが特徴です。そんな宍倉コーチのレッスンを受講したお子さんの保護者の方からは、「走るのが苦手な子どもが、夢中で取り組んでいた」「指導内容がわかりやすく、納得しながら指導を受けられた」との口コミがありました。

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日本スポーツ協会公認陸上競技コーチ・南野智美コーチから教わる体力テストのコツ!

「走る」「跳ぶ」「投げる」など、さまざまな陸上競技経験を持つ南野智美コーチ。南野コーチ自身も、7種競技と400mハードル走の現役選手としてトレーニングを行っています。
楽しみながら運動神経を向上させるトレーニングや、体力テストで自己新記録を目指すレッスンなど、未就学児や小学生を対象としたメニューが人気です。

南野コーチのレッスンを受講したお子さんの保護者の方からは、「穏やかで明るい人柄で、子どももレッスンを楽しんでいた」「南野コーチのレッスンを受けたことで、競技力が向上した」などの口コミが寄せられています。説得力のあるわかりやすい指導から、リピート受講者も多く大人気のコーチです。

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パラリンピック金メダリスト・成田緑夢コーチから学ぶ「ポジティブなメンタルをつくるトレーニング」

成田緑夢コーチは、高校時代スノーボードの全国大会で優勝、2012年に開催されたロンドンオリンピックでは日本代表の最終選考まで残りました。また、スノーボードと並行してフリースタイルスキーをはじめ、そちらでも日本代表に選出。2013年に開催された世界ジュニア大会で、初出場ながらハーフパイプで優勝を勝ち取りました。順風満帆の競技人生を送る中、練習中に起きた不慮の事故によりじん帯と半月板を損傷。左脚に障害を負いました。

成田コーチは「怪我をした僕がスポーツをすることで誰かの励みになれるなら、パラリンピックに出場して夢や希望を与えられる選手になりたい」と決意。そして、2018年に開催された平昌オリンピックで金メダリストになったのです。そんな成田コーチが子どもたちに教えているのが「メンタル形成トレーニング」。諦めないことや夢を持つことの大切さを、子どもたちにわかりやすく指導してくれます。

成田コーチのレッスンを受けたお子さんの保護者の方からは「こちらの要望に応じて、柔軟にレッスンをしてくれる」「子どもの目をしっかりと見て、わかりやすく論理的に話してくれる」などの声が寄せられています。

子どもに夢を持つことの大切さや諦めない心を教えてくれる五輪金メダリストのレッスンはこちら

「負けず嫌い」は大きな成長の糧になる!勝ち負けをたくさん経験して心を育てよう

一番病は、一見手を焼いてしまう気質と思われがちですが「勝ちにこだわる」気持ちが誰よりも強い証でもあります。スポーツでも勉強でも「勝ち」を目指すことは、もっとも重要な目標のひとつです。たくさんの勝ち負けを経験させながら、お子さんのその「負けず嫌い」を成長のバネにしていきましょう!


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