プールのコーチが水に入らないで指導？水泳にも、水泳以外にも活かせるトレーニング

現役で活躍しているアスリートをはじめ、オリンピックメダリストといった輝かしい実績を持つ方が、全国の学校を訪問して体育授業を行なう夢のようなプロジェクト「アスリーチ」。

今回は、水泳に関わる一流コーチが学校訪問をして行なった授業をご紹介します。実技の時間はプールを使わず、体育館で指導を実施しています。水に入らずどのような授業を行なったのか、ぜひチェックしてみてくださいね。

夢を持ち続けていろいろなことにチャレンジしよう！加藤ゆかさんの授業

最初にご紹介するのは、加藤ゆかさんの授業です。愛知県出身の加藤さんは、大学4年生のときに北京オリンピックに出場し、その後2012年にはロンドンオリンピックでメドレーリレーで銅メダルを獲得。現在は板橋区役所スポーツ振興課でスポーツプロモーターとして働きながら、全国各地で水泳の普及活動などに精力的に取り組んでいます。

加藤さんは、元気いっぱいな挨拶からはじまる授業で、4年生と6年生の生徒たちに実技と講話を行いました。加藤さんは自身の競技人生や苦労、乗り越えた経験を生徒たちに伝え、チャレンジする重要性を強調。「苦手なこともやってみたらできることもあるかもしれないよ」という言葉に、子どもたちもきっとチャレンジ精神を掻き立てられたことでしょう。

そして、加藤さんは今回オリンピックで獲得したメダルを持参しており、生徒たちに「みんなでメダル触っていいよー」と一言。児童たちは加藤さんのメダルを触り、そのパワーを感じながら授業を受けたようですよ。

実技の時間では、水泳にも水泳以外にも活かせる全身を使うエクササイズを行いました。加藤さんがお手本を見せると「できないよー」という声もあがりましたが、加藤さんは児童たちに「何事にもチャレンジだよ」とアドバイスをします。このように、苦手なことや嫌いなことでも楽しくチャレンジすることの重要性を伝え、夢を持ち続けていろいろなことに挑戦する意義を語ったのです。

加藤ゆかさんの授業の様子は、アスリーチの記事で詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。

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「楽しさ」と「挑戦」の重要性を説いた佐藤淳一さんの授業

続いてご紹介するのは、プロ水泳コーチ・佐藤淳一さんの授業です。佐藤さんは、中学生時代からコーチングに興味を持ち、大学在学中に水泳指導をはじめました。水泳や運動、スポーツについて学術的な観点から学び、2009年からは北京オリンピック銅メダリストの佐藤久佳さん（当時ミキハウス）や、パラアスリート選手の指導を行なっています。特にパラアスリートへの指導では、アジア大会での金メダル獲得や世界選手権銀メダル、世界新記録樹立、2020年東京パラリンピックに選手を輩出するなどの実績があります。

佐藤さんの体育の授業は、肩甲骨や股関節の可動域を広げる実技の運動からスタート。その後、スキップや手押し車、馬飛びなど多彩な運動を通じて、子どもたちに「楽しさ」と「挑戦」の重要性を伝えます。子どもたちは声を掛け合いながら楽しく競い合い、新しい経験を積み重ねました。手押し車をするときには、「足をどう持ったら歩きやすいかな？相手の立場になって考えて思いやりをもって行動しよう！」とアドバイスがありました。スポーツをするうえでも、日常生活でも”思いやりをもって行動する”ことは大切ですね。

講義では、「子どもの心と身体を育むために」というテーマで、生活や運動の重要性についてわかりやすく説明。子どもたちは楽しみながらも最後まで集中して、貴重なお話に耳を傾けたようです。きっと今後の日常生活や運動で、「そういえば、プロ水泳コーチの佐藤さんがこんなことが大事って言ってたな」と思い出して活かしてくれるでしょう。

記事では、佐藤淳一さんから子どもたちに向けてのメッセージや、実技の意図も紹介していますのでぜひご覧くださいね。

関連記事：プロ水泳コーチによる プール外でのコーチング！？佐藤淳一さんの「陸トレ」！

努力の積み重ねが大切！なりたい自分になる方法を伝えた竹村幸さんの授業

最後にご紹介するのは、竹村幸さんの授業です。竹村さんは2010年のワールドカップリオデジャネイロ大会で50メートル、100メートル、200メートルの3冠を達成し、2011年にはワールドカップドバイ大会で100メートルを制覇しました。現在はメディア運営やインタビュアー、パラアスリートメンタルコーチとして幅広く活動しています。

竹村さんの授業を受けたのは、神田小学校の6年生。授業はウォーミングアップからはじまり、肩甲骨、お腹、お尻の強化を通じて水泳で必要な部位を意識しながら動きました。途中、前後へバランス感覚を保ちながら30秒間ジャンプする運動をしましたが、30秒後には全員が息切れており、倒れこむ児童も！竹村さんからは、「息が上がったら深呼吸を」とアドバイスがあり、130回以上ジャンプするには毎日コツコツとトレーニングすることがポイント話してくれました。この実技で生徒たちは、楽しさと努力の大切さを学んだようです。

講演では、竹村さんの競技人生や「なりたい自分になる方法」を伝えています。最後にはメダルを触る機会もあり、生徒たちは首にかけてメダルの重みを実感。きっとこの日のことは一生忘れないでしょうね。

「選択肢を増やすこと」「自分を知り、挑戦し続けること」「感謝の気持ちを忘れずに生きること」などを伝えた竹村さんの授業。ぜひアスリーチでもチェックしてください。

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DCで水泳の個別指導をお願いできる！

スポーツ庁主管、日本テレビ運営で実施している学校訪問事業。実は、日本テレビは「ドリームコーチング」というスポーツ指導サービスも行なっており、子どもたちがアスリートや元プロのコーチからマンツーマンで個別指導を受ける機会を提供しています。

今回ご紹介した、加藤ゆかさんと佐藤淳一さんはドリームコーチングでも個別指導を受付中！アスリート全国派遣プロジェクトのように、加藤ゆかさんと佐藤淳一さんから指導を受けたいと思った方は、ぜひ無料会員登録をして申し込んでみてくださいね。

楽しい水泳の授業が受けられる！加藤ゆかコーチ

バタフライを専門種目としている加藤ゆかコーチ。「楽しく」をモットーに、未就学児からシニアまでを対象としたトレーニングを実施しています（18歳以上は女性のみ）。トレーニングは個別指導のレッスンと、姉弟や友達と一緒に受けられる複数人レッスンの2種類あります。要望に合わせてトレーニングメニューを組んでくれるので、苦手克服したいお子さんも、スキルアップを目指しているお子さんも満足できますよ。

【加藤ゆかコーチの口コミ】

• 泳ぎの欠点が明確になり、またその欠点を克服する練習方法も教えていただきました。
• 小学生の娘でもわかるように丁寧でシンプルな表現で伝えてくれました。試合前の声かけの内容までアドバイスいただいたので、私も勉強になりました。
• 所属しているスイミングのコーチにも指摘されなかった点に気づいて、的確にフィードバックいただけました！

加藤ゆかコーチの口コミはこちら

多彩なトレーニングメニューあり！佐藤淳一コーチ

佐藤淳一コーチは日本体育協会公認の「水泳コーチ4」資格を保持し、中学校教諭資格も取得しているコーチです。パーソナルレッスンは、映像確認で課題克服を目指す「Gopro撮影ありパーソナルレッスン」や泳法に特化したレッスンなど複数ラインナップしています。水が苦手なお子さんのレッスンもあるので、まずは水慣れからと思っている方にもおすすめです。

【佐藤淳一コーチの口コミ】

• とても細やかに、しっかりポイントを押さえた指導をしていただきました。
• 「楽しかった！あっという間に終わっちゃった！」と言っていました。
• 悩みにも親身になって答えてくれて、とても誠実なコーチだと感じました。

佐藤淳一コーチの口コミはこちら

今後の生活や別の競技にも活かせる学び！

水泳は全身を使うスポーツであり、肩甲骨、お腹、お尻などを動かす運動やエクササイズはスキルアップに有効です。また、これらの運動は水泳以外にも役に立つので、今後の生活や別の競技にも活かせます。今回、学校訪問事業で教わった運動を、きっと子どもたちも度々思い出して実戦するのでしょう。そして、「あのとき先生がこんなことも教えてくれたな」と講義を思い出し、今後の人生に役立ててくれるはずです。

アスリーチでは、これからもっと多くの小学校にアスリート・元プロの選手を派遣します。あなたがお住いの地域にはどんな方が来てくれるのか、ぜひ楽しみにしておいてくださいね。