自宅で練習できる!かけっこで速く走れるようになるトレーニング方法
かけっこで速く走れるようになりたい!と思う子どもは多いですよね。そのためには、速く走るための姿勢や目線、手の振り方などのフォームを身につけることも大切です。速く走るための正しいフォームを身につけるなら、プロのコーチに指導を受けることがおすすめです。しかし「ほかに自宅でも練習できることはないの?」と思う方もいるのではないでしょうか。この記事では、自宅でできるかけっこで速く走れるようになるためのトレーニング方法を紹介します。
速く走るための正しいフォームを知りたい方はこちらを参考にしてください。
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目次
かけっこで速く走れるようになるには何をすればいいの?
小学校に入ると、体育の授業や運動会などでかけっこをする機会も増えてきます。子どもにとっては「速く走ること」「かけっこで1位になること」は憧れですよね。
かけっこで速く走れるようになるには、正しいフォームを身につけることが必要です。田村優コーチ、南野智美コーチ、渡邉高博コーチなど11名のコーチは次の4つを大切なポイントとして挙げています。
- 脚の上げ方
- 正しい姿勢
- 目線
- 腕の振り方
また、かけっこで速く走れるようになるためには、さまざまな体の動きを経験することがとても重要です。
フォームの練習だけにとらわれず、自宅で日常的に取り入れられるトレーニングをしながら、さまざまな体の動きをスムーズにできるようになることがかけっこで速く走れるようになるためのコツです。
自宅でできる!かけっこで速く走れるようになるトレーニング法
ここでは、自宅で簡単に取り入れることができる、かけっこで速く走れるようになるためのトレーニング方法4つを紹介します。
縄跳び
縄跳びは、かけっこで速く走れるようになるためにおすすめのトレーニング法です。菅野優太コーチ、佐藤嵩瑠コーチ、中澤優コーチは、縄跳びをすることで良い姿勢と脚の力を身につけることができると回答しています。
縄跳びをするとき、体幹が弱く姿勢が悪いとうまく連続して飛ぶことができません。また脚の力が弱いと、着地をするときに地面への足の着き方がうまくいかず、連続して飛ぶことが難しくなります。
かけっこなど走ることが苦手な子どもの特徴として、「姿勢が安定しない」「軸がふらつく」「着地がうまくいかない」などがあげられます。
縄跳びが上手にできるようになることで、体幹が鍛えられて姿勢が良くなり、脚の力がつくことで上手に着地できるようになります。
縄跳びの長さは、縄の真ん中を両足で踏んで引っ張ったときに、持ち手が肘と肩の間に来るように調節します。両足飛びだけではなく、片足飛びや駆け足飛びなどさまざまな種目を練習してみましょう。
片足ジャンプの練習
片足でけんけん跳びの練習をすることも、かけっこで速く走れるようになるためのトレーニングにおすすめです。片足ジャンプの練習をするときは、次のような体の感覚をじっくり感じながら行ってみましょう。
かかとをつけて足の裏全体でジャンプすると、うまく弾むことができず、足首やふくらはぎに負担を感じるでしょう。逆につま先に重心をよせた着地では、膝まわりなどに負担を感じて不安定な感覚になります。
これらの感覚を実際に感じたうえで、かかとを浮かしながら土踏まずのあたりで着地するようにジャンプすると、体への負担が少なく、軽い力でジャンプすることができるようになります。
スキップ
スキップは、全身をうまく連動させて行う協調性運動です。体全体を動かしてさまざまな動作を一度に行う練習にぴったりのトレーニングです。
スキップは意外と大人でも難しいものです。子どもが練習するときには、少しずつ繰り返し練習していきましょう。
まずは片足をあげて2回ジャンプ、反対の足をあげて2回ジャンプ、を繰り返すことからはじめます。動作がうまくできるようになったら、スキップのリズムで行う練習をします。
足の動きを身につけられたら、腕の動作も加えます。歩くときと同じように「右足をあげるときは左手を前に」「左足をあげるときは右手を前に」とひとつずつ動作を加えることで、上手にスキップができるようになります。
動画でフォームを撮って見る
甲斐好美コーチ、梨本真輝コーチなどからは、正しいフォームを身につけるためには、自分のフォームを客観的に見ることも大切だと回答しています。走っているところを動画に撮り、自宅で一緒に見て振り返ってみるのもおすすめです。
意識して正しいフォームで走っているつもりでも、動画で見てみるとフォームが崩れているなどの発見があります。
また、練習の成果が出ているか確認するためにも動画は有効です。はじめの自分と今の自分を比較して、どのように変化があったか子ども自身に確認してもらいましょう。漫然と練習しているだけでは気づかなかった自分の成長を感じられると、子どものやる気も引き出されます。
定期的に動画を撮影して、子どもと確認しながら成長点や反省点を話し合ってみましょう。
速く走るための正しいフォームを知りたい方はこちらを参考にしてください。
かけっこで速く走れるようになるための自宅トレーニングのポイント
自宅でできるトレーニングは、親子のコミュニケーションを深めてくれますね。子どもの「速く走りたい」というやる気を継続させて成果を出すために、自宅トレーニングを行う際に気を付けるべきポイントを4つ紹介します。
一緒に楽しむこと
トレーニングを行ううえで一番大切なのは、「親子で一緒に楽しむこと」です。
「子どもに教える」「トレーニングをさせる」というより、子どもと一緒に楽しみながら、自分自身も体を動かすことを意識してみましょう。
周りと比較しない
かけっこは結果が目に見えてしまうため、ついついほかの子と比べてしまいがちです。
「あの子はもっと早い」「ほかの子はもっと上手」など周りと比べる声掛けはせず、子ども自身ができるようになったことや、良かったところを褒めるようにしましょう。
練習しすぎない
かけっこで速く走れるようになりたい!という子どもの願いを叶えてあげたくて、ついつい親は練習量を増やしてしまいがちですが、練習のし過ぎはかえって逆効果です。
かけっこの練習として行うのは週に2回1時間程度にしておきましょう。
小学生のうちは、多種多様な運動で体をたくさん動かすことが大切です。遊びの中で体をたくさん使い、さまざまな体の動かし方を経験することを意識しましょう。
鬼ごっこや木登りなど、外で夢中になって遊びながら体を動かすことがとても大切です。
子どもに合った靴を選ぶ
かけっこの練習には靴選びもポイントです。
靴選びで大切なのは「サイズがしっかり合っていること」です。フィット感があって大きすぎないものがおすすめです。
お店で足のサイズを計測してくれるところもあるため、一度正確に測ってみるもの良いでしょう。
親子だけで難しいときはプロに相談してみよう
かけっこの練習を自宅で行うには、親子で一緒に楽しみながら取り組むことが大切です。しかし、なかなか改善が見られない場合はプロのコーチに相談してみるのもおすすめです。子どもの状態に合わせた課題を設定してもらえたり、親が自宅で練習を見る際にどんなことに注目したら良いかなども教えてもらえるため、成長スピードが速く、子ども自身も楽しんで練習に取り組むことができるでしょう。
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